恐怖体験 痙攣発作

私じゃなくて、夫の話です。

実は、さっき大変なことがありました。

今こうしてパソコンに向かってブログを書くことができているのが信じられないくらいです。

仕事を終えて帰宅して、いつものように夫と海外ドラマ「ウェントワース女子刑務所 シーズン4」を見ていた時のことです。

ソファーで横になってドラマを見ていた夫が突然、「うーっ」、「あーっ」、と奇声をあげて痙攣しはじめました。

体はピーンと一直線に張った状態で、足をローテーブルの上に投げ出し、全身を震わせて目を見開いたまま、口からはヨダレと泡。

さっきまで普通に会話していたのにですよ!

こんなことははじめてで、慌てて夫を床に寝かせ、119番に電話して救急車を呼びました。

電話で住所と状況を説明している間、さっきまで痙攣していた夫が今度は横になったまま大きなイビキをかき始めました。

これ、知ってる!

昔読んだ漫画「課長 島耕作」で仕入れた知識ですが、「意識を失って大きなイビキ」は「クモ膜下出血」だったはず。

救急車、早く来てーーーー!って、もうパニックです。

電話口の方は冷静に、「大丈夫ですよ。横向きに寝かせて、下あごを前に突き出しようにしてあげてください」。

呼吸はあるかと聞くので、呼吸はしているというと、「救急車が向かっているのでもうすぐ着きます。いったん電話を切りますが、もし呼吸が止まったらその時の対処法を教えるのでまたすぐに119番してください」、と。

夫は体が大きくて重たいので大変でしたが、なんとか横向きにして、体を抑えていました。

呼吸もしていますし、目は開いていて、おぼろげながら意識もありましたが、その間、私の方が生きた心地がしませんでした。

そこに救急車のサイレンの音。

来た!

来てくれた!

その間、電話をしてから7~8分だったと思います。

私が家の外に飛び出して救急隊員の方を家の中に招きいれている間、夫は自力で上半身を起こしたようで、駆け付けた救急隊員に囲まれて「きょとん」顔。

何が起きているのかわからない様子でしたが、私が、「誰かわかる?」と聞くと、「マイ・ワイフ」、「ペットの犬は?」と聞くと、「バブー」と答えることができました。

そして、一緒に救急車に乗りこんで、脳神経と循環器を見てくれる総合病院へ。

脳のCT検査や心臓を調べた結果、不整脈はあるものの今すぐ危険なものではなく、脳も異常なし。

痙攣発作の原因は脳や心臓ではなく、嘔吐があり、胃腸が腫れているようなので、今日はいったん自宅に戻って、明日、消化器内科でいろいろ調べてもらった方がいい、と。

胃腸炎かもしれないし、ほとんど食べていないのに血糖値が高すぎることを考えると糖尿病の可能性もあるそうです。

あの発作がまさかの「胃腸原因!?」と思いつつ、点滴をしてもらい、てんかん発作の薬を飲ませてもらって、入院することもなくタクシーで帰宅。

痙攣を発症した19時から、救急車で運ばれて検査、応急処置を受けて帰宅する21時半までわずか2時間半の出来事でした。

今、夫は何事もなかったかのように自宅のベッドで静かに眠っています。

口から泡を吹いて倒れた時には、このまま死ぬんじゃないかとパニックになりました。

病院で検査の結果を待っている間も、イギリスのお義母さんにどうやって伝えればいいのかとドキドキしました。

そして、その後、このまま帰宅していいと言われた時もびっくり。

えっ、入院しなくていいの?

お医者さん曰く、「我々のような医者にとっては患者さんの痙攣はよくあることで特に心配するようなことではありません。痙攣で死ぬことはありませんから。嘔吐物で窒息しないように、横向きに寝かせてあげれば大丈夫です。発作を止める薬も飲んでいるので、今夜はもう痙攣発作は起きないとは思いますが、万一痙攣が起きたらまた119番してください」。

嘘でしょ!?

テレビとかドラマでは、痙攣発作を見たことがありますが、リアルは初めてで本当にショックでした。

なのに、救急医療的にはたいしたことではない、と。

良かった・・・と安心していいのかどうなのか。

夫は寝ていますが、私は眠れそうにありません。

今もまだ興奮状態です。

夫、55歳、私、52歳。

この歳になると、いつ何が起きるか本当にわかりません。

2021年の我が家は呪われているのでは?と思うくらい悪いことばかり。

 

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コメント

  1. 大変な体験をされましたね。
    自分の身に起こってもちゃんと対処できるかどうか。
    いやきっとパニックになると思います。
    でも、医師の方の「痙攣はよくあることなので特に心配する必要はない」という発言にもびっくりです!「そういうものなの!?」
    うちの夫婦にとっても今後、起こりうることとして心構えしようと思いました。
    eri-ponさん、今も不安でしょうけど、自分の健康も大切です。
    今晩は温かいミルクを飲んで気持ちと身体を休めて下さいね。

    • ご心配とお気遣いをいただきありがとうございます。
      医師の発言にはびっくりしましたが、夜間の救急はもっと重篤な人が運ばれてくるから、今回の痙攣発作程度はまったく大したことがないんだとわかり、少しほっとしました。
      こちらとしては、少なくとも一日くらい入院して診てもらいたかったのですが。
      もうすでに意識が回復している人を入院させることはないんだなと、勉強になりました。

  2. 大変でしたね。
    今なら、ご本人に全身チェックを‼️と、説得できそうですね。
    素人判断は危険⚠️だし、家族に迷惑(精神的負担は幾ばくのものか💦)
    自分達が色々心配なお年頃ですよね。
    (昭和初期の親世代、やはり元気!)

    • その通りです。
      いろいろ心配なお年頃。
      コロナだから病院なんて行きたくないという態度でしたが、今度ばかりはおとなしく検査を受けてくれています。
      もう救急車なんて呼びたくないですから、こちらも必死です。

  3. それは大変でしたね。痙攣発作はとても驚いたと思います。全身精密検査受けた方がいいかも知れません。それに救急車呼ぶって結構なストレスですよね。ポールが大病でないことを祈ります。てんかんって結構大変なことだと思いますけどね。セカンドオピニオンした方がいいかも。

    • 救急車を呼ぶストレス、待つストレス・・・ものすごかったです。
      今回は本人もおとなしく検査を受けてくれると思いますので、いろいろ診てもらおうと思っています。

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