喧嘩両成敗

先日のアカデミー授賞式の前代未聞のハプニング。

その後、大きな波紋が広がっていますが、妻を侮辱されたことで司会者に強烈なビンタを食らわせたウィル・スミスが劣勢のようです。

「逮捕されるべき、オスカーはく奪、ハリウッド永久追放・・・」、ネット上では刺激的な言葉が並び、ビンタされた司会者を擁護する声が溢れています。

暴力は絶対にダメです。

そこに疑問の余地はありません。

でも、言葉の暴力なら許されるのかというと、それは賛同できません。

身体的な暴力より、言葉の暴力の方が傷つくことは多々あります。

身体に加えられた痛みは忘れることができますが、言葉の暴力は脳内に深く刻まれ、いつまでも強烈な記憶として残ります。

司会者の一線を越えた悪質なジョークがなければ、この問題は起きなかったわけで、ウィル・スミスが俳優として最高の栄誉を感じるべき瞬間を、この司会者が台無しにしたことに憤りを感じています。

アカデミー授賞式を傷つけたのは、ウィルではなくて、人を傷つけることで笑いを取ろうとした司会者。

もっと言うと、この騒動の責任は、毒舌で有名なコメディアンを司会者に起用した協会にもあると思うのですが、そう思うのは少数派なんでしょうか。

私がジャッジなら喧嘩両成敗。

言葉の暴力の司会者、身体的暴力のウィル、どちらか一方ではなく、どちらも等しい処罰が与えられるべきだと思います。

この騒動がどういう結末を迎えることになるのか、とても気になります。

 

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コメント

  1. 政治家ではありませんが、指名責任はゼロではありませんよね。
    毒舌を良しとして採用したのですから。

    • 指名責任もしっかりしてほしいです。
      ウィル・スミスだけを悪者にするのは、どうにも納得がいきません。

  2. アカデミー協会はウィルの処分について協議に入りましたね。劣勢の様で、賞の剥奪もあり得るとか。本当に納得いかないなあ!
    言葉の暴力って本当に傷つきます。僕は小中学校時代いじめられていました。中2の時、美術の時間にいじめっ子が悪戯してきたんで、手で払ったんです。その手には、美術工作用の鋏を持っていたので、払った拍子に少しだけ指に怪我をさせてしまいました。すかさずいじめっ子は先生に、「草野に鋏で切り付けられました」と訴えました。美術担当のおばさん先生は僕に、「草野君、馬鹿とハサミは使いようって言うでしょ」…大人になってこの言葉の使い方、教職者としてお馬鹿な発言ですよね。でも、14歳だった僕は味方であるべき先生に「馬鹿」と言われた事にショックを受け、泣き出してしまいました。お恥ずかしい過去ですが、言葉とはそれだけのインパクトがあるものなのです。僕はこの経験以後、相手の気持ちに立って言葉を選ぶ様になりました。ウィルの話とシチュエーションが違うけど、四面楚歌と言う点では一緒かな。頑張れウィル、僕は応援します!

    • ウィルの劣勢、私もまったく納得がいきません。
      司会者があんな下品なジョークを言わなければ起きなかったハプニングなのに、司会者が守られるって、おかしくないですか?
      小中学校時代、そんなことがあったんですね。
      中2の時の美術の先生の言葉、教職者として失格です。ありえない・・・。
      言葉の暴力って、いつまでも残りますし、身体的な暴力よりもよほど深く残酷なこともあります。
      なので、身体的な暴力だけが処罰されるのは、本当におかしい。
      実は「ウィル派」も多いと思います。私もウィルを全面的に応援しています。

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