仕事を終えて帰宅すると、夫の目が真っ赤でした。
バブーがお星さまになってしまってから2週間。
夫は「恋愛よりお金より犬が大事なイギリス人」ですから、子供の頃から生活の中に犬がいるのが当たり前で、バブーは6代目の愛犬。
夫自身、ペットロスは今まで5回経験しているので大丈夫と思っていたようですが、バブー・ロスが今までで一番こたえているそうです。
バブーの犬生の最期の3ヵ月は夫がずっと介護をしていました。
急ごしらえで作った自作の点滴スタンドで毎朝点滴をして、一日に何度も小分けにしたご飯を食べさせて、刺激を与えるために外の空気を吸わせてあげて。
この濃厚な3ヵ月が夫のペットロスを重症化させてしまったようです。
私は楽しい思い出の方がずっと多くて、
ニッコニコのバブーを思い出しますが、
ずっと在宅勤務でバブーと一緒にいた夫は違います。
思い出すのはどんどん弱って行く愛犬の姿。
ペットロスに慣れることは決してなくて、どんどん蓄積されていくものなんだな、と夫を見て実感しています。
こんなに深い哀しみはもう二度と嫌です。
夫はもちろん、先輩たちからもペットロスの苦しさを十分見聞きしてきましたが、想像以上。
これ以上の悲しみが襲ってきたら、気力・体力的に耐えられない気がします。
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コメント
世の中、○○ロスという表現が闊歩していますが、(ふざけるな)と。
愛するものを亡くした時のみ・・です。
それぞれ悲しみの形が違い、お互い計り知れないという前提があれば、一緒に乗り越えられる気がします。
私も、日常の些細な楽しいことがフラッシュバックします。
防衛本能?性格?
本当に消化の仕方は人とれぞれですね。
本当に簡単に〇〇ロスって言わないで欲しいですよね。
本物のロスは苦し過ぎて。
バブーが好きだったバニラアイス。
バニラアイスのパッケージを見ただけで涙腺崩壊・・・。
ズタボロです。
いつもバブーちゃんが寝ていた場所。毎日準備していた食事。毎日毎日してきたお世話…我が子がお空に還った後、いつもいた場所がガランとして、部屋が広くなってしまったことが寂しくて…忙しなくしていたお世話も無くなり、出来た時間をどう埋めたら良いのかわからない… 手が掛掛かれば掛かる程、その反動は大きいですよね…我が家では、残された同居犬が仲間ロスになってます😢今は、ただゆっくり…ゆっくり…です。
ねねたろうさんおおっしゃる通り。
手がかかれば掛かるほど反動が大きくて。
最後の3ヵ月間は目が離せず、夜も交代でリビングのソファーで寝て、必ず夫婦のどちらかがバブーのすぐそばにいるようにシフトを組んでいました。
そのルーチンがなくなった今、喪失感しかありません。ロスの回復はゆっくり・・・、ゆっくりですね。
ペットロスって本当に恐ろしいですよね。
でも私は、
忘れ去ってしまうより、
どんなに悲しくても、あの楽しかった思い出に浸りたいと思っています。
一生の友を亡くして7年、いまだに大変な喪失感に包まれていますが、悲しくても、涙が出ても、どんなにやるせなくても、思い出に浸って生きて行こうと思っています。
これは、たぶん、私が虹の橋を渡るまで続くのだと思っています。
でも、忘れてしまうよりよっぽど良いですよね。
人間も同じですが、亡くなった人やわんこを忘れずに思い出すことが何よりの供養になると私も思います。
思い出すと寂しくて、悲しくて、つらいですが、同時になんともいえないあたたかい気持ちになります。
愛犬と一緒に過ごした16年間は宝物。
虹の橋で再会するまで、ずっと楽しい思い出に浸って過ごしたいと思います。