今も忘れない、ずっと前に聞いた友人Mちゃんの話があります。
警察官だったMちゃんのお父さんは在職中の59歳の時、病気で亡くなりました。
そのお父さんが死の間際、昏睡状態に陥った時に家族に見守れながら発した最期の言葉が、「ペロに餌やったか?」だったそうです。
「ペロ」というのは、Mちゃん一家の愛犬。
今と違って屋内飼いではなく、粗末な犬小屋で鎖につながれた外飼いの雑種犬。
Mちゃんは父親の最期の言葉が、最愛の妻子に向けられたものではなく、10年以上も前に死んだ愛犬のペロを心配して発せられた言葉だったことに、驚きと一抹の寂しさを感じたそうです。
その話を聞いた時に思いました。
お父さんにとってはきっと、家族がいて、その中に可愛いペロがいて、その光景が最も幸せな時で人生のピークだったのでしょう。
だからこそ、最期の瞬間に思い出したのは「幸せの絶頂」、ペロのいるシーンだったのではないかと。
その話を聞いて、私が虹の橋に向かう時の最期の言葉は・・・!?と、自分でシミュレーションしてみました。
病床にいる瀕死の私を家族が見守ってくれているとして、昏睡状態になった時に発する最期の言葉は、多分きっと、
「ちゃんとバブーのお散歩してくれた?」だと思います。
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コメント
お散歩を日々満喫していた情景、消えませんよね。
春夏秋冬、それぞれに。手編みセーターコレクションも。
でも、雪玉は圧巻。
私なら、「チョビのオシッコシート替えた?」かな(笑)
「おやつあげた?」かも。
何気ないひとときが一番。
今思えば、バブーと毎日雪にまみれてお散歩していた頃が人生のピークだった気がします。
徹夜でニットを編んだり、体中についた雪球を取ってドライヤーで乾かしてあげたり・・・。
毎日、時間に追われて大変でしたが、幸せだったなーと思います。