昨日書いた亡くなった上司との話で、忘れられないエピソードがあります。
職場で企画したお花見のバーベキュー後の飲み会でのこと。
前後の文脈は忘れてしまいましたが、上司が突然、「なんで〇〇(新人)が、あんなに一生懸命、肉を焼いてみんなに振舞ってたかわかるか?」。
一同、「そんなの当たり前じゃないですか。一番下っ端の新人だからですよね!?」。
「違う。あいつは、ここで目立って、〇〇さん(役員)に認められたいと思っていたからだ」。
一同、「そんな~(笑)」、「そんなこと全然考えてませんよ」。
「いいか。すべての行動には必ず意味があるんだ。あいつが誰とも交代しないで一人でずっと肉を焼いてたのは、あの場にいた○○さんに認められたかったからだ」。
ひところ話題になったアドラー心理学の考え方で、
「人は相手と状況に応じて行動を使い分ける。あらゆる行動に目的があるからだ」、
から来ているのだと思いますが、その時は「ただ肉を焼いているだけの新人」がそんな風に思われるなんて怖っ!、と思ったものです。
「あらゆる人の行動には『相手』があり、そしてその相手に対してどのように思われたいか、という『目的』がある」。
そう言われると確かに・・・。
自分も他人も、なんでこんなことしちゃったのかなって思うような行動を取った時は、「目的論」で冷静に分析してみると、かなり興味深い結果が導き出せそうな気がします。
読んで頂けたら↓
コメント
かなり極論ではありますが、その上司の言葉は一理あるかもしれません。新人が頑張るのは、早く認められたいから、と言う心理はあると思います。自分もそうでした。ただ新人がやるのが当たり前という先輩の考え方は頂けませんね。私は今の事務所で一番の年長ですが、ゴミ集めとゴミ捨ては率先してやってます。シュレッダーのゴミを女性社員がやっていたら、代わりにやるようにしています。重いですからね。だって、少し多目ににお給料もらっているのですから。働かないおじさん、とは言わせませんよ(笑)
そうですよね。おっしゃる通り。
見てる人は見てますからね。
人間力はそういうところで試されているんだと思います。