民間医療保険のジレンマ

私はもともと心配性なので、複数の民間の医療保険に加入しています。

自分用の保険は3つ。

社会人になった頃に入った生命保険の他に、その後に勧められて加入したガン保険がひとつと女性特有の疾病用の保険がひとつ。

そのお陰で2年前に乳がんになった時には3つの保険がすべて適用になり経済的な意味では一切の心配なく治療を受けることができました。

夫用の保険は2つ。

結婚してすぐに加入した生命保険と、後に念のために加入した3大成人病用の保険。

お守りみたいなもの、必要経費と割り切って考えていましたが、計5つの保険料を合計すると毎月結構な金額なので、これを毎月貯金しておいて、なんならそのお金を投資に回して効率的に運用しておけばよかったのでは、と最近後悔しているのです。

というのも、公的医療保険制度が充実している日本では、「頭が悪いお金の使い道の第一位は『保険』」などと、声高に言われるようになってきたから。

私自身、実際に病気になって治療を受けたので、日本の医療制度、保険制度の充実ぶりに感動し、それに加えて個人で加入していた民間保険が適用されて超安心と一瞬は喜んだものの、その保険料を普通に貯金して蓄えておけば余裕で賄えた金額であり、「なんだかなー」と気づいたのも事実。

それゆえ、私は一度癌と診断されてしまったのでもはや保険については身動きが取れませんが、日本の優れた制度があれば、夫の保険はそろそろやめて掛け金は貯蓄に回した方がいいのでは、と思い始めていたところ。

・・・が、ここに来て、夫にも大腸ポリープが3つ見つかり、これから何があるかわからないので、「民間保険、キープしておいてよかった」とほっ。

去年もし保険をやめていたら、今頃激しく後悔していただろうと思います。

歳を取ると、保険のやめ時が本当にわからない。

だから保険!?

それが保険!?

 

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コメント

  1. 私は退職時に3つ入っていた生命保険を1つにまとめました。
    加入していた30数年間のうち、還付を受けたのは大腸ポリープの精検の検査費だけ。
    退職したら収入が無くなるので余計な支出は見直ししました。
    止めるときに保険担当者からは「これはおまじないみたいなものだから」と激しく抵抗されましたが、日本の場合、高額医療費の還付もあるし、必要ないかと。
    退職後は食事、ジムでの運動など健康作りに投資しています。ただ保険のお世話にならなかったのはある意味ラッキーだったから。それぞれの健康事情もあるかと思います。
    介護保険も加入していますが、こちらは貯蓄型で解約すればまとまった額を受け取れるので継続中です。

    • なんと、いちご大福さん、加入していた30数年間のうち、還付は一回きりだったのですね。
      それは凄い!保険のお世話になったのがそれだけなんて健康な体に感謝♪ですが、支払った総額を考えると・・・、という感じですよね。
      私の友人も会社を辞めた時に、民間保険は全部解約したと言っていました。
      しかもファイナンシャル・プランナーの有資格者。考えさせられます。

  2. 医療保険、使えたときは嬉しいですよね。
    (使わないのが最良というジレンマは置いておいて)
    でも、母親の医療費をみていると、75歳以上はカバーしなくても、何ら
    問題ない様な気がします。
    後期高齢者医療制度、続きますように(笑)

    • 私の母もずっと無保険だったようですが、大きな病気やケガもなく。
      でも、それはあくまでも結果論であって、もし大病を患っていたら家計が大変だったかも・・・と思ったり。
      私は医療保険が適用になった時に「良かった、元取れた~!」なんて無邪気に思ってしまいましたが、使わなければそれが最良。
      ジレンマですね。

  3. 保険、悩みどころですが、不安を払拭してくれるなら保険への出費もいいのではないでしょうか?先日、会社の後輩が営業車で信号待ちしていたら、70代の高齢者の車に追突されました。その老人、車両保険に入っていなかった上、どうも認知症もあるようなのです。保険に入ってれば、修理、レンタカー代、治療費全て保険でカバーできるのに、車は廃車なので数百万円の請求になりそうです。つくづく保険って大切だなと思いました。転ばぬ先の杖、それが保険ですね。

    • 転ばぬ先の杖、その通りですよね。人生、何が起きるかわかりませんから。
      医療保険の場合は、一度「癌」の診断が出てしまったりしたら、新規加入すらできないわけで。
      キープできるならしておいた方が・・・なんてことも思ったり。悩み中です。

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