父が55歳で会社を辞めた理由

今日は69歳でこの世を去った父の誕生日。

生きていたら83歳。

父はいわゆる典型的な「昭和のサラリーマン」で、家事・育児の一切は専業主婦の母に任せっきりで料理も家事もまったくしたことがない仕事人間。

高校卒業以来ずっと勤めていた信用金庫を55歳で退職。

残ろうと思えばシニアで残る選択肢があり、同期のほとんどは残ったそうですが、父は迷わず退職を決意。

とはいえ、家族のために収入を得る必要はあり、その後すぐに再就職した会社は4年後に倒産。

経理担当として倒産処理全般を任された感じだったらしいのですが、会社員人生としてはどうだったのかな、と、父が退職した年齢になり考えさせられています。

家計を預かっていた母は今も「55歳で辞めずに同じ会社で働いていてくれればよかったのに・・・」と嘆きますが、そうはしたくない思い、そうはできない理由が父にはあったのだと思います。

55歳で退職した父の気持ちについて母は、「お父さんの本当の気持ちは分かりませんでした」と。

私がその年になった今、父が生きてくれていたら、日本酒を酌み交わしながら語り合えたのに・・・。

辞めた理由は、経験した者にしかわからないサラリーマンの悲哀!?だったのではないかと思います。

 

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