今日は林真理子さんの講演会に行ってきました。
最近読んだものでは「小説8050」がとても面白かったし(「笑える」という意味ではなく、「考えさせられる」という意味で)、週刊文春のエッセイ「夜ふけのなわとび」は欠かさず読んでいます。
場所はグランドメルキュール札幌大通公園(旧:ロイトン札幌)の大宴会場。
ランチ付き。
700人で満席の会場は年代的には私と同年代かそれ以上で、男女比は99%が女性。
ホテルの大宴会場の円卓で、たまたま同じテーブルになった人たちと交流しながら食事・・・になるわけですが、ほぼ女性ばかりですからね、すぐに打ち解けて和気あいあい。
ランチの後に始まった肝心の林真理子さんのトークは、なんともいえない「味」がありました。
話慣れている感じかというと決してそうではなく、あっちこっちに話が飛んで、会食の時に友人と話しているかのようにただ淡々と・・・。
あまりに話があちらこちらの飛ぶので、聴衆も迷子になって「今、何の話???」。
終始そんな感じでしたが、なんともいえない「話術」になんだか惹かれてしまう・・・。
メモを見るわけでもなく、写真や画像が映し出されるわけでもなく、壇上からただひたすらトーク。
見事だったのは、きっかり1時間半で講演を終えたこと。
思いつきで気ままに話しているように見えて計算ずく。
今年70歳=「古稀」になったことに自分でも驚いているのだそう。
日大問題でいろいろありますが、こんなに刺激的な日々を送っている70歳は他にいないと自画自賛。
50代なんてまだまだ若い!と語る70歳の頼もしい真理子さんから元気をもらいました。
読んで頂けたら↓
コメント
林さんの「夜更けのなわとび」私も毎週読んでいます。とりとめの無い話をおもしろくまとめ上げる筆力にはいつも感心します。
その昔、林真理子さんとともに群ようこさんも人気で「無印OL」シリーズを「あるある」と相づちを打ちながら楽しくよんでいました。
このお二人、日大芸術学部の先輩後輩で卒業後は広告代理店勤務と似たような経歴ですが、かたや林さんは今や日大理事長や文芸家協会会長など公職を歴任。
この二人の現在を分けたものって何だろう?飽くなき好奇心と社交性?チャンスをつかむ感性?向上心?持続力?声の大きさ?
とても興味深いです。
林真理子さんは、昨日の講演を聞いていても思いましたが、自分から積極的にチャンスをつかみに行く方ですし、なにより批判に負けない芯の強さがあると思います!
あとは、「成熟スイッチ」を読んだ時も感じましたが、周囲への目配り、気配りが半端ない。
超多忙にも関わらず、いざという時には必ず自筆で手紙を書いたり、人心掌握術に長けている方なのだと思います。
日大理事長としての苦労も「刺激的」とポジティブ思考。だからこそ、協力者も集まってくるんだろうなーと思い、とても勉強になりました。
林真理子の講演会って、えり子さんの行動力って凄い。作家は独特の哲学を持っているから、話も難解なのかもしれませんね。ノンフィクション好きな自分にはもっと理解出来ないですね。
講演会なのに、林真理子さんらしく、いい意味で気負っていないというかむしろ「脱力」した感じで、とても面白かったですよ。
林真理子さんは、着物にハマっていることでも有名なので、素敵な着物姿のご婦人たちがたくさん。
普段、なかなか足を踏み入れることのない別世界で楽しめました。
ちなみに、私もポールも、ノンフィクション大好き人間です。
昨年から着物にちょっとハマってます。帯の結び方研究したり、襷掛けも出来るようになりました。将来、着物で京都散策が夢です。
ATSUSHIさん、着物、似合いそう!
私も着物姿でポールと一緒にロンドン散策が夢です。