来日27年目

今年2月で、夫のポールが日本に来て27年目になりました。

20代後半に母国イギリスを離れてバックパッカーの一人旅をはじめ、東南アジアを中心に数か国旅した後に訪れたのが日本。

2週間の日本滞在を終え、次の目的地タイの航空券も取っていたものの、もう少し日本に滞在したいという気持ちが芽生えてタイ行きはキャンセル。

日本に滞在するために必要なお金を稼ぐべく、当時、隆盛だった英会話スクールの講師に応募したところ、東京の英会話スクールは年齢(当時32歳)を理由にすべて不採用。

唯一採用してくれたのが北海道の英会話スクールで函館に配属になり、そこで生徒として通っていた私と出会い、数年後に結婚したというわけなのです。

最初は2週間の予定だった日本滞在が27年目に入ったというのですから、人生って本当に何が起きるかわからないものですね。

10年前の写真です。

この話だけを聞くと、バックパッカーとはいえ、何年も海外旅行して優雅だよね~と思ってしまいますが、夫は大学卒業後の数年間は仕事をしてしっかり旅行代を貯めていたそうで、本当に「サバイバル」力が高いと言いますか、お金をかけずに野宿でもなんでもするタイプ。

テレビ番組の「ポツンと一軒家」に出てくる人たちのように、生きるための術、生活の知恵をたくさん知ってるし、なんでも自分で作ったり、お金をかけない生活、倹約、節約が身についているので、妻としてはとても助かっていますし、リスペクト。

そんな夫は、12歳の時に父親を病気で亡くしてから急に生活が貧しくなり、洋服はほとんど買ってもらうことができず、まともなズボンは1本しかなく、洗濯したときは生乾きのまま履いて乾かしていたこともあったほどだったそうです。

いつも同じ服を着ているので、クラスの一番お金持ちの子が一度、自分の着ていた洋服をたくさんくれたことがあったそうですが、その子からもらった服を着るたびに、「あ~、それ僕の服だ!」とクラスで必ず言うので、それが本当に嫌だったと、先日、思い出話をしていました。

そして、夫に今の気持ちを聞いたところ、

こちら↑はAIですけど、本人もそう言っています。

 

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コメント

  1. 函館の英会話学校に着任するまで、そんなストーリーがあったんですね。僕もポールでなければ英会話やっていませんでした(まんまと釣られた客です笑)。そう考えると、出会いって不思議ですね。

    • いや、本当に不思議です。でも、きっと出会う運命だったんですよ。
      20代後半の函館時代は毎日が新鮮で刺激に溢れてて、良き友人たちに恵まれて、本当に幸せな時だったなーと思い出しています。

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