挫折経験は人生に必要なのか

我が母校に通う高校3年生の甥っ子が今日、2日間の受験を無事終えました。

冬の交通機関の乱れを懸念して2日前に札幌から東京入り。

滞在中は妹が同行して受験終了までしっかり見届けたようで、夕方になって「清々しい顔で息子が受験を終えて戻って来ました!」とLINEで笑顔の食事風景の報告がありました。

受験したのはなんと、親族一同驚きの、あの東京大学なのです。

しかも理系。

一昨年、母と甥っ子と3人で東京旅行をした時も、宿泊先のホテルの部屋に大量の教科書を持ち込んで勉強していたのですが、その時の顔が旅行先で見せたどの顔よりも楽しそうだったので、「本当に勉強が好きなんだね」って母と驚いたものです。

勉強って・・・、普通、嫌いですよね。

そんな甥っ子の将来を案ずるオバ一同の懸念は「挫折」を知らないこと。

このまま東大に受かったら、何もかもが順調過ぎて「天狗」になるのでは!?

それって、「人としてどうなの!?」と心配しているのです。

人間味に欠けるのでは!?と。

でもね、私は思うんです。

本人は挫折しないように、とにかく人一倍勉強して、めちゃくちゃ努力してますからね。

それは褒められるべきこと。

「挫折」がトラウマになって人生めちゃくちゃになる可能性もあるわけで、できることなら誰だって「挫折」しない人生を味わいたいもの。

私自身は大学受験は一度失敗して、就職活動は2度失敗して、結婚だけは一度で成功していますが、挫折しつつも総じて、これまでの人生幸せです。

なので、挫折経験の有無はあまり関係ないと思うのです。

その経験を生かすも殺すも本人次第。

 

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コメント

  1. 義弟もT大法学部現役合格。卒業後は某官庁に採用。退職後の今は3つ目の天下り先へ。その息子はT大医学部現役合格。自然と天狗になりますよ。だって周囲が凄い!凄い!!ってヨイショしますからね。
    その義弟、某県庁に出向した際に同じくT大の上司に「先輩としてアドバイスするけど」と言われたことが腹立たしかったと憤慨していました。
    理由はその先輩が教養学部だったこと。「先輩は同じ法学部の人だけ。経済学部や教養学部出身者を先輩なんて思っちゃいない。医学部なら同窓って認めるけど」と不遜な発言。でも同じくT大法学部の夫を持つ友人も「同じことを言ってる!」そう。もちろん皆が皆そうではないと思いますが。
    H大医学部現役合格の義兄は優秀ながら本当に謙虚な人。
    どんな優秀な人でも天狗になるかは結局人柄という気がします。
    甥っ子さんは将来どんな道に進みたいのでしょうね?

    • いやはや、すごいご家族ですね!T大法学部や医学部が家族にいるなんてすばらしいレア家族。
      T大医学部現役合格なんて「天才」以外のナニモノでもありません。
      だがしかし、以前、雑誌かネットか何かで、T大医学部には、医者になって病気の人を助けたいという気持ちなんて微塵も持っていないのに、
      国内最高レベルの試験に合格という事実が欲しいというだけで受験する学生が増えて、人柄を見るための面接を導入したという記事をだことがあります。
      結局は人柄ですよね。そうじゃないと人生最期は・・・。
      甥っ子は、多分研究者かな~、そんな気がしています。

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