コミュニケーション

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先日、20代の若い女子と話をしている時、ヘアスタイルの話になった。

とっても素敵なショートヘアで、前よりずっとシャープな印象になったので、活発な彼女に「ショートヘアがとっても似合ってる」、と伝えると、彼女は、「それが実はですね・・・」と話し始めた。

もともと彼女はロングヘア。

仕事が忙しく、ロングヘアだとお手入れがなかなか大変ということもあって、その髪をばっさりカット。

思い切ってカットしてみると、新しい髪型がとても気に入って、切った翌日、職場に行くのが楽しみだったのだそうだ。

ところが・・・、だ。

彼女の予想に反して、職場に行っても、誰一人として、ヘアスタイルについては一切、「誰も」、「何も」、言ってくれなかったのだそうだ。

職場は男性職場。

女性は他にいない。

「ばっさり切ったんだね!」、「思い切ったね!」、そんな反応があるのが普通だと思っていた彼女は、不気味なぐらいの静けさに、とっても居心地が悪かったのだそう。

1~2センチ切ったくらいなら、誰も気づかなくても不思議じゃない。

だけど、明らかに誰もが気づく長さでばっさり切った。

なのに、誰も一切そのことに触れようとしなかった、と。

それがとっても寂しかったのだそうだ。

その話を聞いた私は、男性陣にその真意を確かめようと、50代前後の男性が6人程の飲み会で、女性の部下が髪を切ったことについて何か言うかどうかを尋ねたところ、声をそろえて、「オレも言わない」、「絶対言えない」。

「だって、セクハラだって言われるの嫌だよ。だから気づいても絶対言わない」。

そういうものなのか・・・。

なるほど、セクハラの定義は難しい。

相手が不快に感じたらセクハラになる。

「髪切った?」、って言っただけなのに、セクハラだと問題視される可能性も当然ある。

だからそんなリスクは絶対に避ける、というのは確かにその通り。

昨今、問題視されている職場のコミュニケーション不全。

今の時代にはコミュニケーションこそ必要だと言われる一方で、ごく当たり前にしていた会話ができなくなってきている側面もある。

コミュニケーションって、難しい。

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