今年は仕事と人生について考えさせられることが多い一年でした。
理由はいろいろ。
同い年の親友が昨年末に年齢を理由に30年以上働いてきた会社を突然解雇され、その後ずっと転職活動に苦戦していること。
仕事でお世話になった先輩たちが相次いで亡くなったり、急に仕事を辞めてしまったりしたこと。
10月に日本初の女性首相が誕生しただけでなく、そのスピーチが「働いて、働いて、働いて・・・」だったこと。
11月に定年後の働き方についてのセミナーを受講して、60歳以降に仕事を継続するか否か選択を迫られていること・・・。
そんな今年の年末休暇にたまたま見たYouTubeの動画がとても印象的でした。

アメリカ在住のアジア系、40代半ばの男性が、数週間前に20年以上勤めた大手テック企業を突然解雇されたことを淡々と語っているVlog。
若い頃は世界中を飛び回り、家族との時間を犠牲にして毎日残業するのが当たり前で、数多くのプロジェクトを率いてきたかなり優秀なエンジニアだったようですが、解雇リストに名前があがる年齢になり、ついに解雇。
これから先の、彼の人生の選択肢は3つ。
1=他の大手テック企業で、これまでの経験を生かして再就職を目指す、2=このままリタイアして趣味や家族との時間を楽しむ、3=まったく違う分野の仕事を探して転職する。
これまで多忙過ぎて家族との時間をまったく取れなかったことの後悔や、その間に妻が病気になってしまったこと、リーマンショックの時に同僚たちが次々と突然解雇される姿を目にしてきたこと、仕事に人生を捧げていた直属の上司が40代で急死したけれど、2週間後には誰も彼女の話をすることがなくなった切ない現実なども赤裸々に語られていました。
終身雇用という発想のないアメリカの、変化の激しいテック業界で突然の解雇はよくあることで、他の人たちにも参考になればと現状をわかりやすく解説してくれていたのですが、コメント欄は同じような経験をした人、同じ境遇にある人のコメントで溢れかえっていました。
その中で印象に残ったのが、「あなたが突然死んだ時、死亡記事より先に求人広告を出すのが会社というもの」というコメント。
「あなたが毎日夜遅くまで仕事をしていたことを覚えているのは、あなたの子供たちと家族だけです」というコメントも。
結局のところ、置かれている環境、考え方は人それぞれで、仕事と人生に「正解」はなく、自分自身が満足できる「最適解」を見つけるしかないんですよね。
来年、2026年はまたひとつ歳を重ね、定年に近づくことで、より一層この現実を突き付けられ、考えさせられる一年になりそうです。
読んで頂けたら↓
コメント
突然の解雇は珍しくない世の中になりましたね。だから、長く勤めて安定と保障が得られる企業人でいることは、幸せな状況なのだと思います。
自分で起業したり、家業の果樹園を継いだりする友人を凄いとは思いますが、将来を見越すと、正直羨ましいとは思えなくなりました。
30代なら、人生かけてもいいかも。50代後半、守りに入りますよ。
今はアメリカの現実ですが、近い将来、日本もだんだんそうなってくるでしょう。
私もずっと会社員なので、会社に守られているありがたさに感謝の日々です。
50代後半は守りに入りますよね。同感です!