技術の進歩

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先日、オーブンレンジの庫内を掃除中に、部品が壊れて使えなくなってしまった。

壊れた瞬間は、「わ~、壊れちゃった。まだ使えたのに。新しいの買わなきゃ。また出費だ~」、とブルーな気持ちになったけれど、思えば20年間使い続けてきたもので、寿命は充分過ぎるほど全うしてくれた。

オーブンレンジは、ほぼ毎日使うものだけに、数日使えないだけでも相当不便。

そんなわけで、夫のポールは翌日すぐに電気屋さんに走り、私が仕事を終えて帰宅すると、もうちゃんと元の位置に新しいオーブンレンジがあった。

私なら迷わず日本製を選んで買っていたと思うけれど、日本製にはこだわりのないポールが買ってきたのは、中国の家電メーカー、ハイアール(HAIER) のもの。

購入してから数日間、ほぼ毎日、いろんな食材で試してみて、今までのオーブンレンジとの違いに驚いた。

特に驚いたのが、ポールの定番料理、土鍋で焼いた「シェパーズ・パイ」。

表面のポテトの焼き加減が明らかに違う。

外はカリッとサクサク、中はフワフワ。

食べるのが2人だけなので、一度作ると残りは冷蔵庫で保存して、2、3日はレンジで温め直して食べるわけだけれど、レンジであたためても、作り立てと同じくらいフワフワで、おいしい♪

今までのレンジは、シェパーズ・パイをあたためると、水分を含んで、べちゃっとしてしまっていたから、作り立てじゃないものは、残念な感じになってしまっていた。

明らかに違う。

技術が違う。

思えば、壊れないからと、20年も前のものを使っていたのだ。

温め直してもこんなにおいしく食べることができるなら、もっと早く買えば良かった。

今となっては、なんだかすごく損した気分。

ものを大切に使う、というのはとても大切なことだと思う。

使えるものは最後まで使う、直して使う。

新製品が出たからといって、まだ使えるものを捨てることには大きな抵抗がある。

ポールがパソコンと連動したいがために、見るだけならなんの支障もない日本製のテレビを、サムソンのスマート・テレビに買い替えた時も、「まだ見れるのにもったいない」、と気持ち的にはものすごい抵抗があった。

だけど、家電製品の技術の進歩にはかなわない。

知らなければ知らないで済むし、必要不可欠なものではないけれど、一度その性能の良さを味わってしまったら戻れない。

技術革新は目覚ましく、後から後から高性能のものが出る。

10年後の今頃はいったいどんなオーブンレンジやテレビが市場に出回っているんだろう。

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