食材一流、サービス三流

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北海道は、「食材一流、料理二流、サービス三流」と言われているそうだ。

それを聞くたびに地元を愛するものとして大変悲しく思うけれど、実際そう思う場面もあり、納得でもある。

先日のランチで行った時計台に程近い老舗の和食屋さん。

職場の上司と二人でお店に入ると、店内はほぼ満席で、料理を食べている人より、料理を待っている人の方が多い時間帯だった。

上司は「天丼」、私は「生チラシ」を注文すると、「今、急にお客さんがたくさん来ちゃったもので、ちょっと時間がかかるかもしれません」と言われた。

午後に急ぎの予定もなかったので、「構いません」と回答。

すると、それほど待つこともなく料理が出てきた。

・・・が、そこで、私たちよりも先に来ていた4人組のテーブルに、まだ料理が運ばれていないことに気づいた。

待ちくたびれて話も尽きたのか、会話もなく、そのうちふたりはスマホをいじりっぱなし。

4人組も、遅れてきた私たちの料理が先に運ばれていることに疑問を感じて、その中のリーダー格の男性が、「ねぇ、こっちはまだ?」と店員さんに聞いた。

「申し訳ありません。まだなんです・・・」と消え入るような声で謝る店員さん。

その後、その店の大将と思しき初老の男性が出てきて、4人組にこう言った。

「急ぐの?」。

リーダー格の男性は、「急ぐも何も、こっちはさっきからずっと待ってるんだよね」。

すると、大将、その回答に怒って、「だから、時間かかるって言ったしょ!〇〇じゃなくて、○○を注文してくれれば出せるけど、注文変えるかい?」、と他の客の前で大声で逆切れ。

「それはないしょ・・・」と4人組全員、ため息。

私も激しく同意。

会社のランチタイムは大抵12時~1時。

その言い争いをしていた時点ですでに12時40分を過ぎていたから、本当は怒って店を出たいくらいだったと思うけれど、いまさら他の店に移って食事をするわけにもいかない。

「いくらなんでも、そりゃないわ~」。

結局、私たちが食べ終わるまで4人組の食事が出てくることはなく、その後どうなったかはわからないけれど、こういうところが、「北海道は食材一流、サービス三流」と言われるんだと納得。

いつもの同僚とのランチならいいけど、こんな対応されるんじゃ、どんなに美味しくても怖くて、北海道外からのお客さんや大切な取引先の人を連れて行けない。

同じく近隣のお寿司屋さんで、食後のお茶のおかわりを求めたところ、湯呑に残っていたお茶を目の前の食後の食器に「じゃっ」と捨てて、迷惑そうにお茶を注ぎ足されたと驚いていた人もいたし、湯呑のひび割れ部分がガムテープで補強されていて、「あれはさすがに客に出すものではないのでは?」とお会計の際に忠告すると、「従業員用のものを間違えて客に出してしまっただけ」と言われたと聞いたこともある。

料理の質の高さで評判の和食料理店での宴会の際には、主賓が挨拶している最中にズカズカと店員さんが入って来て、どんどん料理が運ばれてきたり、テーブルがいっぱいでデザートの器の置き場所がない時は、「場所ないから持ってて!」と、客全員が無理やりデザートを手に持たされたこともあって、この時ばかりはさすがに驚いた。

味はいいけど、サービスが・・・と言われて客が寄り付かなくなるとしたら本当にもったいない。

ポテンシャルは相当高いはず。

忙しいのはわかるけど、せめて言い方とか、やり方とか、もう少し客に寄り添った対応をしてくれたなら、北海道の飲食店業界はもっと伸びるのではないかと道産子として切実に思う。。。

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