来月から担当する仕事が変わるので、先週からコツコツと溜まった書類の整理を始めた。
今の仕事を担当して3年。
その間にたまった書類は膨大。
重要な書類を間違って捨てないように気を付けながら「お片付け」。
「お片付け」といえば、こんまりさん。
ここ数年、あんまり日本のメディアで見かけることがなくなったな~と思っていたら、アメリカに活動の拠点を移してNetflixの「こんまりメソッド」を使った「お片付け」リアリティ番組で大人気。
いまでは、「こんまりする」という英語の動詞になっちゃてるくらいメジャーで人気番組からも引っ張りだこ。
アメリカで大人気という番組を見て思ったのが、「ブランディング」のうまさ。
日本ではあまり強調されていなかった部分が、アメリカの番組の中ではとても上手に使われているのです。
たとえば、「禅」スピリット。
番組の冒頭では、お片付けを始める前に、正座して目を閉じ、挨拶をするところから始まります。
コンセプトも違います。
日本の場合は、「家が狭くて収納スペースが少ないからお片付けをすることですっきり」という現実的なテーマだったけれど、アメリカの住宅は大きくて広いので、日本と同じやり方だと説得力がない。
より強調されているのは、「家の片付けをすることで、心のモヤモヤや家族の問題をすっきり解決」という自己啓発的なもの。
こんまりさん自身のスタイルも日本の時とは違います。
真っ黒で艶々、パッツンと切った前髪のおかっぱヘアに真っ赤なリップ、目には長いつけまつげ。
着ている洋服も、トップスは常に「白」でボトムスはふわふわのスカート、黒タイツ。
「ときめく」ものだけを残すという、お片付けの手法そのものが分かりやすくてすぐれているのはもちろんだけれど、それに加えて、これらのブランディングひとつひとつが奏功して番組自体がアメリカの人たちがイメージする東洋のイメージと上手にマッチングしているのです。
衰えることのない「こんまり」人気に、44億円という巨額のスポンサーがついたという記事もありました。
「片付け」1本で、ここまで!
その間、結婚、出産もして、小さなお子さん2人を育てながら多忙を極めるワーキングマザー。
同じ日本人として、誇らしいですね。
話は戻って、「こんまりメソッド」によると、「書類や紙類は全捨てでOK」。
とはいえ、「ときめく」ものだけを残すわけには行かないのが仕事の書類、というわけで、そう簡単には進まなかったけれど、メソッドは大いに役立ちました。
おかげで、すっきり片付けて次の仕事にシフトすることができそうです。
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