先日、北海道立近代美術館で開催中の『レオナール・フジタ(藤田嗣治)展』(←詳細はココをクリック)を見に行った。
芸術的な感覚はまったく持ち合わせてないことは自認しているけれど、この展覧会だけは、絶対に見に行こうと、私にしては珍しく、かなり以前から張りきっていた。
この画家の独特な風貌と特異な人生は、人間としてとっても惹かれるものがある。
きっちりと切りそろえられた奇妙なおかっぱ頭に丸めがね。
一度見たら忘れない風貌。
独特なスタイル。
『シュール』な世界。
見ているうちに、フジタの不思議な世界にどんどん引き込まれ、フランスで最も名の知れた日本人画家の、当時のフランスでの生活を垣間見ることができた気がした。
この画家の風貌から察する奔放さが、日本では考えられないほど自由で、個性が受け入れられるフランスにぴったりだったのだと容易に想像できる。
A型で几帳面?!な、典型的な日本人タイプの私は、こういう「特異な人生」に対して大いなる憧れがある。
無難な道ではなくて、あえて困難な道を選んだ人に、大いなる尊敬の念を抱いている。
できることなら、「平凡な人生」より「特異な人生」を歩みたいと思う。
人生半ばを過ぎて今なお、憧れが憧れのままなのが、小心者で凡人たるゆえんなのだけれど。
そんなことを思いながらフジタの作品を見ていたら、なんだか、またフランスに行きたくなってたまらなくなってきた。
学生のときに行ったフランスで味わった自由が、異常なまでに恋しくなってきた。
日本を離れて、どこか遠くに行きたいな・・・(現実逃避)。
展覧会を見終わったとき、そんな思いで頭の中がいっぱいになってしまった。
まだ見ていない方は是非!
フジタ・ワールド=「異邦人の生涯」が堪能できます。
読んでいただけたら、
↓
人気ブログランキングのクリックをポチッとしていただけると嬉しいです。
ついでに、テリア好きの方は、
↓
にほんブログ村テリアのクリックもポチッと!
コメント
お久しぶりです。
近代美術館、近所ですぐ行けると思っているうちに
いつも見逃してしまうので、今回は早めに行きたいと思っています。
現実逃避したいですね~。
お金があったら、ヨーロッパで歴史や文化を感じてみたいところですが
予算の関係で、比較的近場の島で羽をのばしてきました。
お陰で戻ってきたら、余計に仕事がしんどいです。
でも、年に一度は海外に出てリフレッシュしたいですね{スマイル}。
夏バテしないようお体に気をつけて下さいね。
>Joyceさん
お久しぶりです。
近代美術館がご近所なんて、とっても文化的で緑も多くていい環境に押すまいなんですね。
うらやましいです。
年に一度は海外に出てリフレッシュ。
本当に大切なことだと思います。
息が詰まってしまいますもん。
それにしても最近の燃油サーチャージ、本当に高すぎですね。
それに、旅行のあとの仕事のしんどさが、怖い。。。
日本にも、ドイツやフランスばりに、「バカンス」の国になる日は来ないんでしょうかね。。。