妻のキャリアと夫のキャリア

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先日の女子会。

集まったのは4人。

正社員として仕事をしているのは私だけで、他の3人はパートや契約社員などの有期雇用で仕事をしている。

私よりもよっぽど素晴らしい英語力を持っている人たちで、昨今の急激なグローバル化で、英語が使える人を必要としている会社は札幌にもたくさんあるはずなのに、実際はそうではないらしい。

現在は有期雇用で仕事をしている3人もかつては、それぞれ企業の正社員としてバリバリ仕事をしていた。

なかでもAさんは、20年も前のことなのに、今でも「正社員」という恵まれたポジションを手放したことを悔やんでいた。

私と同世代のAさん。

いわゆる「バブル世代」。

1965年~1969年生まれで、あるサイトで、「高度経済成長期の日本に生を受け、学生~就職期にバブル景気を経験。仲間たちと夜な夜なディスコに繰り出し、休日はゲレンデで恋を満喫する青春……おかげで、楽観的、コミュニケーション能力が高い、反面、見栄っ張りなどさまざまな論調はあるものの、なにごとにもパワフルに取り組む世代」と紹介されていた。

この世代、自分で言うのもなんだけれど、本当にパワフルというかなんというか、ハチャメチャで面白い人たちが多い。

彼女もそのひとりで、会った瞬間、「昭和」と「バブル」の匂いがしてすぐに意気投合。

今は高校生と大学生のお子さんがいる彼女。

聞けば、東京の女子大を卒業後、総合職として入社した会社で同僚と結婚し、産休・育休取得後に、泣く泣く会社を辞めたのだそう。

彼女が会社を辞めたのは、今から20年も前のこと。

当時は、まだ女性が出産後も仕事を続けることに周囲が慣れていなかったから、今では考えられないけれど、上司からはっきりと、「夫のキャリアの邪魔をするな」、と退職を促されたとのこと。

そのことを相談した周囲の人は、「あの上司が、そんなことを言うはずがない」と信じてもらえず、別の独身女性上司に、「子育てのため残業を免除してもいたい」と訴えた時には、「どうして、あなただけが残業免除なの?旦那さんも残業免除してもらって、育児負担を半々にしなさい。あなただけの残業免除は認めない」と厳しく言われ、当時は、育児は男女が平等に負担などという発想さえない時代だったから、旦那に頼むこともできず、誰にも相談できないまま、自らの意志で身を引くこと、退職を決意したのだそうだ。

そして今、20年の時が流れ、まさに、彼女の上司が言った、「育児負担は男女平等」が叫ばれるようになってきた。

夫婦の、男女両方がキャリアを手にする時、誰が家事育児を担うのか?

古くて新しいこのテーマ。

独身女性と子なし既婚女性だけがキャリアを継続できるようでは、日本の少子化、労働力不足に歯止めはかからない。

女性の働き方は、夫婦だけの問題ではなく、1社だけの問題でもなく、社会全体で解決していかなければならない問題なのだとつくづく。

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