

校正作業のひとつに「読み合わせ」というのがある。
たとえば人名。
校正の時は2人1組になって、漢字に間違いがないか、ひとつひとつ元になっている原稿の漢字を読み上げて、刷り物の漢字が正しいか確認する。
以前の仕事で、この「読み合わせ」が日常業務のひとつに組み込まれていたことがあった。
「読み合わせ」はいわゆる職人芸。
それぞれの漢字に、独特の読み上げ方、ルールがある。
慣れれば作業のスピードもアップするし、間違いも減る。
だから、その仕事をしていた数年間で、漢字の「読み合わせ」のルールは徹底的に学んだ。
たとえ校正作業はしたことがなくても、電話でレストランを予約する時など、口頭で自分の苗字の漢字を相手に伝える時にも必要な、様々な場面で知っていると役立つ技。


私は結婚後、オットの姓を名乗っているためカタカナになり、電話で名前を伝える時は、漢字の時よりずっと苦労しているけれど、旧姓はよくある苗字の「和田」。
苗字を口頭で伝える時は決まって、「平和の『和』に田んぼの『田』です」。
自分の苗字を説明するのに、これ以外の言い方をしたこともなければ、相手からこれ以外の言い方で聞かれたこともない。
紛れがなく、すべてこれ。
だがしかし、仕事では旧姓を名乗っているため、先日、電話で名前を相手に伝えた時、電話口の若い女性が、「田はわかりますが、『和』は「和食」の『和』でよろしいですか?」と聞いてきた。
確かにそうだけれど、「和食」の『和』と言われたのは人生初!


これもひとつの時代の変化と受け止めるべきか。
「和食」の『和』か~、そう言われてみればそうだな~、なるほどね~、って、なんとも新鮮な驚きだった。
徹底的に仕込まれた20年前の「読み合わせ」の職人芸だけど、今はまったく使えない、「古すぎる」言い方になっているのかも。
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コメント
ムスメに「和田」さんの読み合わせをどうやるか聞きましたら、さらに斬新な例が!
「なごむ、に、たんぼのたー」
我々は先輩たちから伝え、自然に
「へいわのわ、に、たんぼのたー」
となっていましたが、誰にも聞かなければ各自が心で読みやすい方法を採るんですね。仕事の共通ルールの場合、擦り合わせって必要なんだな、と思いました!
連投ごめんなさい。
20年前、新入社員だった頃、やはり名前の読み合わせをしたときに、
「北大路欣也のや」
と言われ混乱したことがあります。
>サエコさん
斬新!
なんと、「なごむ」の「和」?!
一瞬、「えっ?!」って聞き返してしまいそう。
若い子たちと漢字の読み合わせしたら、新鮮でなかなか楽しめそう。
>サエコさん
連投歓迎ですよ♪
読み合わせでは、芸能人の名前もよく使われがちだけど、「北大路欣也」の「や」は微妙ですね。
せっかく読み合わせしたのに、相手を混乱させたあげく、認識違いで間違いが発生するパターン(笑)。
咄嗟に芸能人の名前が出てくることがあるけれど、アラフォー、アラフィフ世代なら、「松田聖子」くらいメジャーで単純な漢字じゃないと読み合わせには向かないですよね。