宅配危機問題

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宅配最大手のヤマト運輸の値上げが大きな話題になっている。

なんと、「消費者が対象となる値上げは消費増税時を除くと27年ぶり」なのだそうだ。

今までよく値上げもせずに頑張ってくれたものだと思う。

ネット通販が一般的になって久しい。

デジタルの台頭により印刷物の減少で打撃を受けて続けていた製紙業界も、ネット通販に利用される段ボール需要が拡大を続けており、今年は段ボール需要が過去最高を更新する見込みだという。

同じく宅配業者もネット通販でさぞかし潤っているに違いない、と思っていたけれど、大間違いだった。

私もネット通販はたびたび利用する。

持ち運ぶのが大変なベッドカバーなどの寝具類や近くのお店では手に入りにくいもの、逆にどこで買っても同じでネットで買った方がさらに安価な定番のものまでいろいろ。

国内出張や旅行の時も、帰りは荷物をまとめて宅配便で自宅に送り返しておいて、自分は身軽に帰ってくることが多い。

それもこれも宅配料が安価だから。

時間指定サービスも、便利なようで不便だと思っていたところさえある。

そもそも一人暮らしの会社員にとって、「指定の日時に必ず在宅している」、ということほど難しいことはない。

急な仕事、急な飲み会、宅配便を受け取るためだけに帰ることができないことも多いし、当然のように再配達してもらえるという甘えもある。

かといってまったく日時を指定しないと、平日の昼間はいないから、受け取れなくて宅配業者の人に迷惑をかけてしまう。

そう思って指定するけれど、指定したらしたで今度はその時間帯はお風呂に入ることも、外出することもできず、まんじりともせず宅配物が届くのをひたすら待つしかなく、それをストレスに感じたこともあった。

我が家は在宅ワークの夫がいるから幸せだ。

レッスン時以外は日中でも受け取れる。

でもきっとこれからは、日中でも受け取れるような家庭は、少数派になって行く。

そして、再配達はこれからも決して減ることはない。

再配達を減らすための宅配ボックスの設置など、様々な対策が取られているものの、ヤマト運輸の決断は致し方ないものだと思う。

先日、たまたまテレビで宅配業者の方のインタビューを見た。

「宅配先がずっと不在で、4回目の再配達でやっと届けることができた時、届けた相手から『ありがとう』の一言もなかったのが本当にショックだった。腹が立つというよりも、俺はロボットじゃねぇ、と心底情けなくなった」、と言っていた。

その通りだと思う。

私自身これまで、さすがに4回まではいかないまでも、2、3回不在連絡票が入っていたことがあるけれど、宅配の人への感謝の気持ちや、受け取れなくて「本当に申し訳ない」という気持ちをどこまで持って、それをきちんと相手に伝えていたかどうか?!

まったく自信がない。

当然のように、ただ荷物を受け取って、ハンコを押して、それだけでやり取りを終わらせていたような気がする。

わずかな手数料で、感謝されることもなく、短時間に何十個も配達している宅配業者の人を思うと頭が下がる。

宅配はいまやなくてはならないサービスだからこそ、知れば知るほど、値上げやむなし、継続してサービスを受けられるようなしっかりとした労働環境を整えてもらいたいと思う。

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