夫の不調と母国への想い


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このブログでも度々書いている通り、50歳を過ぎたころから、夫の体調不良がずっと続いている。

ここ1、2年の間に診てもらった病院は、脳神経外科、神経内科、循環器科、眼科・・・、先週末は腰痛のため救急車で整形外科に搬送され、その後内科のある総合病院に移送されて1日入院。

でも、これだけ病院にかかって、脳のMRIやCT、血液検査など徹底的に検査をしてもらっても、数々起きている体調不良の根本原因がまったくわからない。

常に検査結果は「異常なし」。

先週末の総合病院では、「血液検査の結果も、素晴らしいくらい数値がキレイなんですよ。異常な数値はまったく見当たりません。腰痛で想定される重大な内臓疾患がないことはクリアになりました」。

外国暮らしの夫のため、妻としては何が何でも悪いところを見つけて、治療してもらわないと。

今まではそう思って必死だったものの、「異常なし」という結果を聞き続けてきたせいか、体調不良の原因は精神的なもの、「外国暮らしのストレス」なのかも、と最近思い始めてきた。

そんな時、ネットを見ていたら、「発言小町」にこんな相談↓が出ていた。

「海外在住もう無理です、日本にUターン移住したい」というトピック。

以下、抜粋すると、

「ヨーロッパ在住20年。もう限界です。国際結婚組ですが、毎日日本に戻ることばかり考えています。夫健在、子供なしです。住んでいてもまったく楽しくないです。週末は引きこもり状態です。日本には、2年に一度ほど3週間帰ります。普通に毎日日本食が食べられて、日本語でおしゃべりできることが幸せなんだとイギリスに住むまで気が付きませんでした。現地語話すのも、パンを食べるのももう嫌です。夫にはなにも問題はありません。ただ、この国に住んでいるのが辛くて。最近ではなにもかも面倒くさくなってしまって、さっさとお迎えがこないかと仏様にお願いしてしまいました。ストレスまみれてきっと長生きはできないでしょう。その前に、3年ぐらい普通の毎日を日本で過ごしてみたいです」。

切実な悩み。

イギリス在住・日本人女性の、恐らくは歳の頃も同じくらいかもう少し上と思われる方の、この投稿を見た時にぎょっとした。

この悩み相談の「日本」を「イギリス」に、「夫」を「妻」に、「パン」を「米」に置き換えると、まさに夫の気持ちを代弁しているかのよう。

年齢とともに母国への郷愁、子供の頃に慣れ親しんだ環境への渇望が溢れ出てきているような感じ。

外国暮らしが長くなればなるほど募る、もう二度と帰れないかもしれないと思うからこその「強烈なホームシック」とでもいうようなもの。

本人はストレスを感じていないと言っているけれど、知らず知らずのうちに心が疲れてしまって、それが体調不良の原因になっているのかも。

自分が逆の立場=投稿した女性と同じ境遇だったら、やっぱり同じように日本に帰りたくてたまらなくなりそう。

今年秋のイギリス里帰り旅行で、とっても嬉しくて楽しそうだった夫の姿を思い出すたびに、残された人生、今後どういう形で生活するのがお互いにとってベストなのか、考え込んでしまう今日この頃。

読んでいただけたら、


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コメント

  1. こんにちは。
    バブーちゃんの笑顔があっても、ストレスでは?のストレス、エンドレスですね。
    ストレスにはカウンセリング…と言いますが。
     (笑)  私は信用しない派で。
    定期的に帰っていたら、きっと表面的な帰郷願望は強くなるでしょうね。
    いつか帰れなくなるかも(歳をとって)……と。
    ゼロか100か。
    そんな簡単な話ではないので、大変ですね。

  2. こんにちは( ¨̮ )❤
    異常なし、でしたか……思い悩れてることと存じます。
    私の実体験でもあるのですが、家族が不調になると、周りの家族も何らかの不調がでるものです。
    バブーちゃんもきっと察知して心配してるかもです。(うちのワンコもそうです笑)
    まずはご自身を1番大切にされてくださいね。
    自分自身が幸せだと、不思議と周りにしあわせが伝染していくものなのかなって思います❁.*・゚

  3. >チョビマロ母さん
    本人はストレスを感じていないというのに、私が原因はストレスだ、と決めつけるのもなんですが・・・。
    2年前くらいから、ありとあらゆる検査をしても「異常なし」だと、精神的なものでは?と。
    バブーの笑顔で体調が回復してくれることを祈りつつ、悩みは尽きません。

  4. >バブーちゃん可愛い さん
    私達がバタバタしていると、バブーも心配そうにその様子を見ていて、吐いたり、下痢したりが始まります。
    バブーが笑顔で穏やかに暮らせるように、私達もしっかりしなければ、といつも思います。

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