ちょうど去年の今頃、ステージ1の乳がんが見つかりました。
人間ドックで要精密検査となったことがきっかけで、その後、検査を何度も重ねた結果、最終判定は「クロ」。
テレビドラマで知っているがん告知のシーンは、医者から、「あなたは『がん』です」と言われるイメージだったのですが、私の先生は一度たりともはっきりと「乳がん」という単語を使いませんでした。
「検査の結果、腫瘤の大きさは5mmで「浸潤性」、「悪性」、「手術が必要」・・・」、そんな説明を受けて、自分の頭の中で「『がん』ってことなんだな」と理解したのです。
一瞬、「先生、それってつまり『乳がん』っていうことなんですか?」って聞きそうになりましたが、なんとなく、自分でその言葉を口にするのが怖くて言えませんでした。
別室に移ってナースから今後の詳しい説明とパンフレットを渡されて、やっぱり・・・。
告知のシーンはそんな感じでした。
「まさか、自分が」と思っていたわりには、取り乱すこともなく冷静に受け止めていました。
あれから1年。
手術と放射線治療を終えて、再発もなく、今までとまったく同じように元気にしています。
乳がんになって良かったとは思いませんが、この一年で乳がんにならなければ知ることのできなかった多くのことを学びました。
日本人女性の9人に1人が乳がんを発症しているといわれていますが、早期発見の小さな乳がんは命を脅かすことはありません。
日本の医療制度は世界に誇れるもので、病気やケガで高額な医療費が発生しても、「高額療養費制度」というものがあり、収入に応じて一定額以下に負担を抑えてくれますので医療費も心配ありません。
なので、もし何か異変を感じたら、すぐに検査に行って欲しいと思います。
今日の写真は、大好きな友達が昨年暮れに撮ってくれたものです。
家族や友人たちとの楽しい日々が、これまで以上に愛おしく思えるそんな一年でした。
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コメント
もう一年が過ぎたんですね。おめでとうございます!
そして、元気でブログを更新してくださりありがとうございます。
うちの夫も昨年夏、要精検で検査を重ねて手術、抗がん剤治療を済ませました。
今、元気に過ごしていられるのも、初期の異常を根気よく見つけてくれた医師のお陰と思っています。
ただ手術前と比べると痩せました。3食の他に甘いおやつも食べているのに太れない。
もとの体調に戻るまで3年くらいかかるとの医師の見立てです。
手術が身体に与えるダメージは意外と大きいのだなと思います。
ありがとうございます。早一年が過ぎました。
去年の今頃は、夜な夜なネットでウイッグを探したりしていました。
旦那様、抗がん剤治療、大変でしたね。
体調が悪い日も多かったのではないかとお察しします。
抗がん剤治療が必要なかった私でもやっぱり痩せました。
自分が思っているよりも手術が心身に与えるダメージは大きいのかもしれませんね。
家族が支えですので、いちご大福さんがいつも笑顔で接してくれることが旦那様の幸せ、病気を治す力になると思います。
世界が混沌としているなか、大きい小さい諸々ありますが、
自分がいかにラッキーか、幸せなのか、気付く(というか、思い知らされる)ことがあります。不満たらたらの自分がいかに時間を無駄にしてきたか。
世界の混沌。
ウクライナで今起きていることが本当に信じられません。
命からがら逃げ惑う人たちを見ていると、いつものようにのんびり過ごしている週末さえも尊いものに思えてきます。
2枚目の写真は現在のえり子さんですか?スマートになってシックな装いがお似合いです。素敵になりましたね!今年こそお会いしたいものです。
日本の医療と医療制度は世界に誇れるものです。これも、国民の平和を守るため、先の悲しい戦争から学んだ平和の大切さを日本が実現している証です。逆に戦争から何も学ばないから、ロシアの様な非人道的な行動が取れる訳です。世界平和はなんとしても守らなければなりません。
2枚目の写真、現在の私ですよー。
前回お会いした時より10㎏以上痩せてスマートになりました。
リバウンドしないうちに、今年こそ、函館思い出ツアー、企画しましょう♪
日本の医療と医療制度は本当に素晴らしいです!!
経験して、ものすごく実感しています。民間保険は必要なかったな、と。
世界平和、なんとしても守らねば。心からそう思います。