昨日、バブーが「首を上げた!」なんて変化を喜んで記事にアップしていましたが、動きが活発になったせいで、朝になってチューブが10㎝以上鼻の外に出ていることに気が付きました。
チューブの全体の長さは多分30㎝くらいなので、10㎝も外に出ているということは、チューブがちゃんと食道に届いていなはず。
この状態では強制給餌ができずに危険なので、慌てて病院へ。
それを見て先生も、力が出てきたので煩わしいチューブを自分で体の外に押し出そうとしたのでしょう、と。
鼻のチューブを入れ直してもらい、前回よりもしっかり固定。
気になっていた褥瘡も診てもらい、患部付近の毛を剃ってケアの仕方のレクチャーを受け、クリームを処方してもらいました。
良かった、これで大事に至らずに済んで一安心、と思いながらお会計を待っていた時、それまでは落ち着いていたバブーが突然、下顎をガクガクさせて痙攣が始まりました。
すぐに先生に伝え、発作を止める注射をしてもらってそのまましばらく病院で様子を見てもらうことに。
自宅だったらパニックになっていたと思うので、ちょうど病院にいた時で、すぐに診てもらうことができて良かったと思いましたが、先生によると、「多分、今日の治療のストレス」が痙攣の引き金になったのではないかと。
眼球が痙攣したように揺れる「眼振」の症状もあるということで、発作を抑える薬も追加されました。
先生の説明によると、この薬を飲ませると愛犬の「眠りがより長く、深くなった」と感じる飼い主さんが多いと言っていました。
バブーが苦しまないようにと願っての治療のストレスが痙攣発作につながり、発作を抑えるための薬で眠る時間が長くなる。
これでいいのだろうか。
病院を出る時、以前からバブーがお世話になっている優しい看護師さんが、「やることがたくさん増えてしまいますが、頑張ってくださいね」と今にも泣きそうな顔で見送ってくれました。
その顔を見て、「はい、頑張ります」と言いながら、私も泣きそうになりました。
愛犬と飼い主がどんなに頑張っても、老犬介護のその先にあるものって、「希望」ではなく、「別れ」でしかないんですよね。
こういう出ては消える迷いと混乱した気持ちを鎮めるために、最近、夜になるとよく聞いてるヒーリング音楽があります。
たまたまYouTubeで見つけて、なんだか今の気持ちにとてもしっくりきたのが、カナダの作曲家、アンドレ・ギャニオンの美しい旋律のピアノ、「めぐり逢い」。
ドラマの挿入曲か何かで、ずっと前から知っている曲なのですが、タイトルは最近知りました。
この曲を聴いていると、とても穏やかな気持ちになります。
いや、泣けてきます。
きっといつかこのブログを読み返す時、この時はバブーの寝息を聞きながら、この曲聴いてたな、って懐かしく思い出しそうなので備忘録として。
明日は穏やかな一日になりますように。
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コメント
良い看護師さんに助けられますね。
Dr.(正直だけど優しい)の話は、私は話半分(笑)ではなく、1.5倍で聞いていました。
バブーちゃんも、肺炎併発前にチューブに気づいてあげられて良かったです。
人と同じですよね。出来るだけ合併症を回避しなければ。
偶然にも、私も、アンドレ・ギャニオンのCD1枚持っています。おそらく、落ち着きたい時に買ったのだと思います。バブーちゃんにも聞こえているかな?
《先にあるものは「希望」ではなく「別れ」でしかない》のは事実ですが、
今懸命にバブーちゃんがくれている貴重な共有されている時間は、
いつまでも大切に思える宝物だと思います。
(バブーちゃん、ありがとう❤️)
小さな命を助けようと一生懸命支えてくれる良いドクターと看護師さんに助けられています。
鼻チューブは、このまま給餌を続けていたら危うく肺炎を起こさせてしまうところでした。
チョビマロ母さん、どんな話題でもキャッチしてくれて、本当にすごいなー、といつも思います。
アンドレ・ギャニオンのCDも持っているなんて!!
私はアンドレ・ギャニオンという方の名前も今回初めて知りました。
この曲を聴きながら、今夜もバブーと一緒にリビングのソファーで寝ます。
残された貴重な時間に感謝ですね。