わかりやすいメッセージ

国際結婚20年で痛感していること。

言葉にせずとも互いの心から心に伝わる「以心伝心」は幻想です。

言語も違い、文化も違いますから最初から無理。

そうわかっているので、オットに言いにくいことでもバンバン言ってみたら、拍子抜けするくらい意外とあっさりと受け止めてくれて、「そんなことで悩んでたんだ。ごめん、わかった!」って理解してくれることがザラ。

なので、我が家は思っていることはお互いなんでも言い合います。

オットからこれまで注意されたのは、「階段を上り降りするときの足音がうるさい」、「冷蔵庫のドアの閉め方が乱暴」、「トイレの消臭スプレーをかけ過ぎ」などなど(笑)。

これまでの人生で指摘されたことがなかっただけで、言われたらすぐに是正できる内容ばかり。

私からオットへのクレームは控えますが、お互い言い合っているので、日常的にもこの辺はかなり鍛えられています。

言わなくても相手が「わかってくれるはず」、「察してくれるはず」、じゃなくて、分かって欲しいならちゃんと伝えなきゃダメ。

つい先日の、宴会帰りの札幌狸小路の夜。

終電間際の遅い時間だったので人通りもほとんどありませんでした。

が・・・、そこで目を引いたのは、コチラ↓

「空き地」。

再開発が進む札幌。

狸小路のビルも老朽化が進んで、解体されたビルの跡地は何も言われなくても「空き地」なんだなって誰もが想像できますが、ちゃんと「空き地」って明示してくれていました。

一般的に言って、昭和世代の日本人の特性として、深遠で微妙な事柄ほど自分からはっきり言わない、忖度して相手に聞かないという傾向があると思いますが、深遠で微妙な事柄ほどはっきりしなきゃダメ。

中年になった今、若年層とも高齢層ともわかり合えない部分は日常的に多々あるわけで、お互いを理解するためには、とにかくわかりやすいメッセージが大事なんだと最近つくづく思います。

 

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