今日の通訳レッスンは、「1時間ぶっ通しでマイクに向かって英語→日本語に同時通訳をする」、というもの。
内容は日本の文化に関するもので、馴染み深いトピックとはいえ、とにかく英語が早い。
なんとか通訳しようとするものの、英語で考えて日本語に直す、などという作業をしていたらまったく追いつかない。
英語を頭でわかっても、それをキレイな日本語にして言葉に発するのがいかに難しいことか。
どんな言葉を使ったらいいかを考えてる時間なんてまったくないから、出てくる言葉は滅茶苦茶、しどろもどろで、しかもかなりの部分を飛ばしまくり。
先生に何度か、マイクに音声が入っていないと注意され、マイクの設定チャンネルを変えられたけれど、音声が入りにくいんじゃなくて、私がついていけずに「絶句」してただけ。
これが本番だったら・・・と思うと冷や汗もの。
TOEIC900点なんて、通訳しようと思ったら、なんの意味もないことをつくづく。
今日のような「英→日」通訳の場合、いかに自然で分かりやすくてなめらかな日本語か、ということが重要なわけで、これこそが難しい。
1時間も続けたら、もうぐったり、げっそり。
先生は、「それを経験して欲しかった」、とのこと。
「今日は辛かったと思うけど、きっと私に感謝する日が来るから」、・・・と。
同時通訳の場合、負担が大きく集中力が続かないので通常は2人1組で、「15分」で交替するのがルールなのだそうだけれど、通訳者が豊富な東京では2人交替ができても、先生の経験上、地方では、何人も通訳者を雇うことが困難なことも多く、1人の通訳者に長時間の同時通訳を依頼されることが多いらしい。
その実態を踏まえての猛特訓。
幼少の頃からアメリカで暮らした帰国子女の先生でも、同時通訳デビューの時は言葉が出てこず、悔しさと情けなさで涙が流れ、クライアントからは、「絶句しなかっただけマシ」と言われるような出来で、「もう二度と同時通訳なんてしない」と思ったとのこと。
私が勉強を続けて、将来的に極めてみたいと思っている同時通訳は、とてつもなく大変なことなんだと改めて。
今日は本当に自分が情けなくて情けなくて、たまらなかった。
もっともっとうまくなりたい。
もっともっと流暢に、日本語と英語を話せるようになりたい。
毎週土曜日の昼下がり、自分のできなさを酷く思い知らされる。
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