「人は見た目が9割」

近くの書店の売れている本のランキングに入っていたので、「人は見た目が9割」を買ってみました。

タイトルを見て、ポールは大笑い。

私もただの興味本位で、読んでみたのですが、この本、はっきり言って、タイトルの付け方が完全に間違っています。

この派手なタイトルで売れているとも言えるけど、実際の中身は、タイトルから想像する内容とは多いに違います。

レッキとした「非言語コミュニケーション」論。

劇作、漫画原作を仕事としている著者が書いたものなので、演劇で使われる具体例や漫画を多用していて、かなりわかりやすく解説している「非言語コミュニケーション」の入門書なのです。

ポールと生活していて、漠然と日々感じる文化の違いを改めて認識させられ、とっても面白く読みました。

たとえば、

「相手に、わからせ、自分を通す」のがヨーロッパ流。

「お互いに、語らずに、察する」のが日本流。

という考察。

これは、本当にその通り。

ポールには、「語らず、察する」は全く通用しません。

また、

欧米では自分の長所を並べ立て、「売り込む」ことは恥ではない。売り込めない人は認めて貰えない社会なのだ。

日本人が自分の長所に触れなければならないときには、自慢話が鼻につかないように工夫するものだ。

というくだり。

『アメリカン・アイドル』というオーディション番組なんかを見ていると、こちらが恥ずかしくなるような自慢を平気で言ってのけるアメリカ人に本当に驚かされてしまいます。

ポールも自分の長所を語ることには、全くためらいがありません。

さらに、メイクについて、

『日本のメイクは美を追求しない』という考察。

日本人にとって最低限のメイクは、「ファンデーションと口紅」であって、そのメイクの中にあるのは、「世間体意識」。

一方、欧米人にとって最低限のメイクは、アイシャドウやマスカラ、チークなどのポイントメイクが主流。

なるほど、納得。その通り。

そのほかにも、参考になるノンバーバル・コミュニケーションの考察がたくさんありました。

外国人と接することが多いひとは、この本を一読しておくと、日本の文化を外国人に説明するときに、かなり有効になるかもしれません。