今回、バブーに「大腸癌」が見つかったことを書いたところ、本当にたくさんの方から、励ましのコメント、メールをいただきました。
赤ちゃんの頃からこのブログを見ていただいている方はもちろん、その日たまたま通りがかって、「癌告知」を知ってしまった方からも。。。
ブログを通して、たくさんの方が、バブーの成長を見守ってくれていて、一緒に心配してくれたり、無事がわかって喜んだりしてくれていることに、この上ない感謝の気持ちでいっぱいです。
今の時代、インターネットさえあれば、情報はいくらでも手に入れることができますが、それが正しいのか、そうでないのか判断すらできないほどたくさんの情報が溢れています。
そんな中で、信頼できる『クチコミ』の情報ほど確かなものはありません。
癌の治療について、免疫を高める方法や癌に効くとされるサプリメントを教えていただいたり、癌の専門病院や専門医を教えていただいたり、わずか数日間のうちに、私のメールボックスの中は、親身のアドバイスをしてくれる方々からのメールで一杯になっていました。
もしかしたらダメかもしれない・・・と、絶望的な気持ちの中で、皆さんからの温かい応援コメントや親身のアドバイスが詰まったメールを見たときに、ブログをやってて良かった・・・と、心から思いました。
そして何より、多くの飼い主さんが、愛犬との辛い別れや闘病生活を経験し、それを乗り越えていることを知って、愛犬を失う悲しみよりも、愛犬から得た喜びや楽しさを尊ぶべきなんだと、考えられるようになりました。
本当に本当にありがとうございました。
昨日、精密検査の結果を聞くためにポールに電話をしたとき、最初は留守番電話になったままで話をすることができず、不安で不安でたまらなくなったこと、そして、2度目に電話したときは、すでにポールが自宅に戻ってきていて、後ろでバブーが元気にわんわん吼えている声が聞こえてきたときの安堵感は忘れられません。
この前は、「癌告知」のショックのあまり、そして今度は、転移がなかったことの「安堵」のあまり、また泣きました。
ただ、「安堵した」とはいえ、バブーの病気は「癌」。
いまはたとえ転移が見つからなかったとしても、この先ずっと、再発の可能性に怯えなければならないのは本当に辛いです。
こんなに小さい頃から癌と付き合って行くということは、バブーは他のわんこたちより、短い一生になるかもしれません。
癌を知った日、ポールが私に諭すように言いました。
「人生は本と同じ。分厚いけど全然面白くない本と、薄いけど面白い本、どっちがいい?!」。
ポールが何を言いたいのかはわかっていますが、どっちも嫌で答えることができませんでした。
「分厚くて面白い本」がいいに決まってます。
ペットショップで出会って、うちのコになることが決まったあの日から、バブーをしっかりと育てる責任は私たち夫婦にあります。
1ページでも多く、面白い本になるように、これからもできるだけのことをしてあげたいと、それが私たちの責任だと思っています。
「バブーを連れて行かないで!」と願った思いが通じて、これから先も、「思い出を作る時間」がバブーと私たちに与えられたような気がします。
その貴重な時間を大切にしなければならないと心から思っています。
最後に、癌の転移がないとわかった今だからこそ、ちょっと笑えるエピソードをひとつ。
昨日、精密検査のために、北大動物病院を初めて訪れた白人・ポールと白犬・バブー。
検査の後、英語・日本語混じりで、ポールに結果報告をしてくれた先生。
先生 : 「バブーちゃんの結果は、ノー腫瘍です」。
ポール : 「大腸じゃなくて、『脳』 腫瘍?!えっ、どういうこと?!あっ、そうか、『no』 腫瘍!」。
先生と、混乱したポールの間には、一瞬の間があったのだとか。
そこに私がいたら、「ノー(脳)腫瘍」と聞いた瞬間に倒れていたかも・・・。
こういう場合、英語・日本語混じりは危険です。
大腸の検査をしてもらっていたわけで、脳の検査なんてしてもらっていません。
人間、パニックになると、頭の中が本当に真っ白になって、おかしくなるってことがよくわかりました。
明日からは、またいつものように、「わんこ好きにはたまらないブログ」を目指して、穏やかな日常を綴って行きたいと思います。
「わんこ好きにはたまらなく『つらい』闘病ブログ」には、まだまだしたくありません。
我が家に幸せをもたらしてくれた「白い天使」が、本当に空の「白い天使」になる日が、いつまでも訪れることがありませんように。。。
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コメント
転移がなくて本当に良かったぁ~(泣)
実は、心配で心配で私もネットで調べたり本で調べたりしていました。
私ごときが何かお役にたてるわけではないのに・・・。
今後も、定期的に検査をしていればきっと、大丈夫!!
まだまだ、白いかわいい天使は、ポールさんとeri-ponさん夫婦に
いっぱいいっぱい、笑顔になるような素敵な出来事を運んできますよ!
私も、バブーちゃんのかわいい姿にいっぱいいっぱい
癒してもらっているし、ついつい笑顔になってますよ^^
いつまでも元気で、みんなを笑顔にしてね、バブーちゃん!!
ポールさんのたとえに涙がポロリとまた流れたあと、no腫瘍とは、やられた!
うれし泣きは、いいけれど、やっぱり、笑えることが一番ですね!
eriponさん、本当によかったです!少しお元気になられた感じ。
バブー、本当にかわいいですね!
赤ちゃんバブーがここまで大きくなったと思うと、感慨深いものがあります。そして、PaulとEriponさんの夫婦仲も素敵!
これからもずっとずっと幸せに、穏やかな毎日を過ごしていただきたいです♪
「人生は本と同じ。分厚いけど全然面白くない本と、薄いけど面白い本、どっちがいい?!」
素敵な言葉をありがとうございます。
犬飼いにとっては避けては通れない道、そう、必ず見送らなければならないのです。
Birthdayの度につい計算して心細くなる私。
この言葉、心にとどめておきます。
Paulさんの素敵な言葉、心に沁みる言葉ですよね・・・ しみじみとその意味を噛み締めています。 愛情深いだんな様でうらやましい・・・
ところで、バブーちゃん転移してなくて、ほんとに良かった!!(笑)
少し長いですが、我が家のことお話させてください。
うちのベル(スッコッティ♀11歳半)は暮から、主治医に肝臓がんだといわれていたのですが、高齢なので、積極的な治療を断り、家でのんびりとすごさせております。
がん細胞はでんぷんと糖で増殖して、脂肪とたんぱく質を吸収しないと聞いたので、高栄養の缶詰食と鳥のささみや牛の赤身を生で与えていました。
ところが、ある日突然下痢をして血便になりました。
約一週間絶食して水分だけを与えたところ、今まで腫瘍の為膨れていると言われていたお腹の膨らみがすっかり消えてしまいました。
おなかが落ち着いたところで、ささみと牛の赤身を生で、野菜はでんぷん質のイモ類を避けてニンジンキャベツほうれん草など家にあるものを茹でてオリーブ油を少しかけたものなどを与えておりますが「、本当に癌だったの?」と疑いたくなる位すっかり元気なりました。
スッコッティの寿命は普通10歳くらいと言われてますから、もう十分わたくしたちを楽しませて癒してくれているんですが、まだまだ神様は私たちにベルは必要な存在なのだと思ってくださってるんだと感謝しながら毎日を大切に過ごしております。
そしてベルが元気になったら、13歳半のウエスティのムク(♂)もよたよたしていたのが、すっかり元気になり毎日2頭でガウガウと元気に家の中を走り回っております。
我が家は極力病院には行かないと決めていますので、(度々の病院通いで犬のストレスがすごいので)誤診だったのかも知れませんが、こんな事もあるんだとお話させていただきました。
ホント長いお話で申し訳ありません。
バブーちゃん本当に転移してなくてよかったです。
癌告知のときは本当にア然としてしまいました。
ポールさんの言葉も納得したし、eri-ponさんのどっちも嫌なのも
とっても共感できると思いました。
バブーちゃんは自分が癌なんて思っていないので
これからも思いっきりお散歩してくれると思います!!!
こんなときでも本当に楽しいブログをありがとうございます!
>コメントをいただいた皆様へ
バブーと私たち夫婦へのたくさんの励ましのコメント、いつも本当にありがとうございます。
ムクベルのままさんのお話のように、一度は癌と宣告されながら、誤診だったのではと思えるほど回復するっていうこともあるんですね。
愛犬が癌で苦しんでいる多くの飼い主さんたちに知らせたくなるようなとっても参考になるお話をありがとうございました。
食事をはじめとした日常生活のうえで、私も出来る限りのことはしてあげたいと思っています。
本当は、一日中一緒にいてあげるのがいいのでしょうけど、それができないのが辛いところです。
これからもブログを通して、バブーを見守ってください。
いつも本当にありがとうございます。