これほどまでに他国の大統領選が気になったことはなかった。
おかげでスマホが悲鳴を上げて、動きが悪くなったほど。。。
結果は驚きを持って伝えられていたけれど、イギリスのEU離脱決定以来、確実にこうなるだろうとポールも私も予想していた。
だから我が家では驚きはなかった。
諦め。。。
最悪のシナリオが、シナリオ通りになったことが、ただひたすら残念でならない。
性別や人種の違いに限らず、宗教、国籍、LGBT、障害などの違いに差別や偏見を持たないことが大切だという社会に、先人たちの努力でようやくなって来たばかりの今、かの大国で、女性蔑視の発言を繰り返し、「壁を作る」と公言して憚らない人物が選ばれたことがひどく嘆かわしい。
子供の頃からずっと憧れていた国だ。
途方もなく凄い国だと思ってた。
でも今は行きたいとも思わない。
大統領選の敗者のスピーチが、勝利宣言と思えるくらい素晴らしかった。
「皆さんに、特に若い人たちに聞いて欲しいのです。 私は、自分が信じるもののために、生涯をかけて戦ってきました。勝ったことも、負けたこともあります。辛い思いもしました」。
「あなたたちも、勝つこともあれば、負けることもあるでしょう。負けることは辛い。でも、決して、信じることをやめないでください。正しいことのために戦うことは、価値のあることです。やるべき価値のあることなんです」。
毅然と、そして、堂々と、いつもと同じ笑顔で敗北を認め、国の未来について語った。
その横顔は実に美しく、本当に素晴らしかった。
フェイスブックでシェアされてきた記事に、かの国はあまりにも愚か過ぎて、「今回の選挙で負けてしまった候補者のような素晴らしい人物が大統領になるにはもったいない、相応しくない国なのだ」、という解説があった。
それを見て救われた気がした。
友人が言った。
「結果は出たんだからもうどうしようもない。もしかしたら、歴史に残るような、すごくいい大統領に化けるかもしれないよ!」。
そう信じたい。
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