先週末、夫婦揃って近所のスーパーへ食材の買い出しに行ったときのこと。
お会計の時、私たち夫婦を見たレジの女性が、ちょっと驚いたように私に、「あっ、今日は一緒なんですね。いつも、旦那さんがおひとりでいらっしゃるんで・・・」、と笑顔で話しかけてくれた。
その言い方が、本当にとっても嬉しそうだったので、瞬間的に罪悪感を抱かざるを得ず、「はい、久しぶりに一緒に来ました」と、引きつった笑顔で答えた。
思えば確かにそうだ。
ここ数か月、週末に出張が多かったから、週末の食材の買い出しはいつもポールひとりだった。
白髪の外国人男性が、ひとり週末にスーパーに買い出しに来る寂しそうな姿が、レジの人たちの話題になっていたのかもしれない。
以前、近所の人に会った時も、「あら、奥さん、いたの~?姿が見えないから、入院でもしたのかと思ってた」、と言われ、驚かれた。
普通に健康で、今までと変わらず生活しているのに、朝早く夜遅いため、いつのまにか、ご近所ではまったくインビジブルな、見えない存在になっていた。
在宅ワークのポールの方が、よっぽど認知されている。
ご近所的、世間一般には、「健気に頑張る外国人の夫と、いるんだかいないんだかわからない、何をやっているんだからよくわからない日本人妻」という理解なのだろうと思い知らされた。
そう思って、ポールに、スーパーでの出来事を話し、「きっと、みんな、酷い妻だと思ってるんだと思うな~」、と言うと、
「夫婦のことを、他人がどう思おうと関係ないでしょ」、とポール。
その通りだけど、なんだかそう言われると、それがまた切ない。
国際結婚の場合、日本で生活している以上、夫だろうと妻だろうと、日本人が主になって働いた方が、保険関係やら退職金やら、何かと利点が多いのは間違いない。
だけど世間は、具体的なケースよりも、抽象的な概念重視。
男は「外」で、女は「内」。
その真逆の我が家は、我が家的にはまったく普通でも、外から見ると、かなりヘンテコな夫婦と思われているのだと悟った次第。
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コメント
d(^-^)なんだか、らしくないですね。今の仕事に変わった時点でこの生活はわかっていたはず?!
御主人様の優しさはあなたの宝物ですね!二人が理解して幸せなら、他人なんて所詮上っ面でしか見てないんだから、気にしない気にしない。豪快に笑い飛ばしてやれ!d(^-^)その辺りがまだ中途半端なおばさんなんだわ!