年が明けて間もなくの1月2日。
高校卒業30周年の同期会があった。
主に札幌在住の50人が集まり、1・2次会で大いに盛り上がった。
予定にはなかった3次会でも30人がカラオケを楽しみ、午前1時を回ったところで私は力尽きて帰宅したけれど、さらに4次会もあり10名が参加し、帰宅したのは4時頃だったと後で聞いた。
く、悔しい・・・。
行きたかった・・・。
それくらい心底楽しかった。
高校の青春時代を一緒に過ごした同い年の仲間たち。
学生の頃はクラスが違って話したことがなくても、その後30年が経過したこの年になるともはやそんなことは関係ない。
みんないい歳の、人間丸くなったオジサンとオバサン。
楽しくないわけがない。
だがしかし、同期生たちの話題の中で、私は本当に高校時代のことを覚えていないと改めて気づかされた。
理由はわかってる。
優秀な同期生たちについて行くのにとにかく必死で、勉強ばっかりしていてもがき苦しんでいたからだ。
勉強だけじゃない。
体育でも美術でも音楽でも・・・、どんな分野でも絶対にかなわない、才能と環境に恵まれた天才的な生徒がたくさんいた。
そんな中で、才能や環境よりも努力でなんとかなる勉強だけはと頑張ったものの、結局受験に失敗して、人生初の大きな挫折。
浪人が決定した日は布団をかぶって泣いた。
以来、高校時代の思い出は代ゼミの一浪時代にすっかり置き換えられてしまった。
だから、その前後、楽しかった中学時代と大学時代のことは鮮明に覚えてるのに、高校時代の記憶がすっぽり抜け落ちている。
だからこそ、同期会は「記憶を呼び起こす人生の旅」のようなもの。
本当に楽しかった。
医者、弁護士、大学教授、エンジニア、経営者、アーティスト・・・。
さまざまな分野で活躍している同期生たちが誇らしかった。
18歳のあの時は思いもしなかったけれど、すごい人たちと一緒に同じ時を過ごしてたんだ・・・。
だがしかし、逆立ちしてもかなわないと思っていた優秀な同期生たちは、勉強そっちのけで当時もしっかり恋愛したり、ごく普通のティーンエイジャーらしい青春を謳歌していたことが判明。
納得いかない(笑)。
人生って、フェアじゃない。
3次会のカラオケの最後、30人が輪になって肩を組んで「サライ」を大合唱。
♪サクラ吹雪の~、サライの空へ~、いつか帰る、いつか帰る、きっと帰るから~♪
意味もわからず歌ってたけど、サライって、ペルシャ語で「オアシス、故郷」って意味なんだ。
いい歌だ。
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