毎朝必ず新聞を読んでいますが、ほとんど毎日のように目にする児童虐待のニュースには本当に心が痛みます。
札幌でも最近、全国的なニュースになる幼児虐待事件が起きたばかり。
その時何が起きていたのか、事実を知れば知るほど、聞けば聞くほどつらく悲しく、身勝手な親に憤りが沸きあがってきます。
知人のAさんは最近結婚したばかり。
遅い結婚で、40歳をはるかに過ぎ、旦那様は再婚で60歳の定年を過ぎた方です。
ラブラブな新婚生活を送っていますが、結婚してから驚いたことがあると教えてくれました。
聞けば、Aさんは自分より寝る時間の早い旦那様を毎晩手をつないで寝室まで連れて行き、ベッドに寝かせて布団をかけ、音楽をセットして、彼が寝入るまでベッド脇に座って待ち、彼が寝入ったら音楽を止め、電気を消して部屋を出て、リビングに戻ってテレビを見る、という生活を続けているというのです。
60歳を過ぎている男性にまさかそんなことをするとは思わなかった、「あり得ないよねぇ」と話すAさんですが、この一連の行為は旦那様から頼まれたもので、「自分が小さい頃に母親にしてもらいたかったけどしてもらえなかったこと」なのだそうです。
小さい頃に家庭内暴力で母親が家を出てしまい、その後、暴力的な父親に育てられた旦那様の頭には、父親にハサミで殴られた時にできた傷が今も深々と残っているそうです。
幼少期のトラウマは一生消えないものなんだと考えさせられたエピソード。
朝から悲しくなるので、児童虐待のニュースは見たくないです。ちゃんと親として責任を持てる人に親になってもらいたいと思いますが、親をバッシングするだけでは問題の解決にはなりません。
周囲の大人にできることは、虐待だと感じたら関係機関に連絡して見て見ぬフリをしないこと、SOSを逃さないようにアンテナを張ること、そういう小さな積み重ねを日々心掛けて行きたいと思います。
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