仕事を終えて帰宅すると、ちょうど夫がバブーの横に座り込んで、夜ご飯のゆでたささみときゃべつを手で食べさせているところでした。
最近はあまり食欲がなく、夫が手でご飯を食べさせることが増えてきました。
見るとバブーは夫の手からキャベツを美味しそうに音を立ててポリポリ、パクパク。
その様子を見て、のんきに「今日はどうだった?」なんて話しかけると、夫の様子がおかしい。。。
元気がない。
目が赤い。
「何かあったの?」と聞くと、「バブーが・・・」。
聞けば、今日の夕方、汚れたお尻周りをシャンプーしてあげて、食事をさせてあげながら、バブーの犬生の終わりが近づいていることを強く感じて、泣けてきたそうです。
その気持ちは私もよくわかります。
バブーのシャンプーをして、ドライヤーで乾かしてあげている時、力なく横たわった、痩せた体を撫でながら、あと何回こうしてシャンプーしてあげることができるのかな、っていつも泣きそうになっています。
でも、そんなネガティブ思考に襲われるたびに、気持ちを切り替えて、「バブーはまだ生きているんだから!」ってあえて楽しいことを思い出して先のことを考えないようにしています。
とはいえ、夫も私も、バブーの最期がそう遠くないことがわかっています。
「その時」が一週間後なのか、一か月後なのか、一年後なのかはわかりませんが、嫌でも意識せざるを得なくなってきています。
私にとってバブーは人生初の愛犬ですが、夫は子供の頃からずっと犬と一緒で、わんこ生活の経験豊富。
その夫が真っ赤な目をして「愛犬の死ほど辛いものはない。だから、バブーを飼うとき、あんなに反対したんだ」と。
本当につらいです。
泣けてきます。
そんな私たちの気持ちも知らず、今日もバブーはむにゃむにゃ口を動かして気持ちよさそうに眠っています。
※今日の写真は2017年8月、今から5年前の写真です。いつもひまわりみたいな笑顔でニコニコ。
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コメント
(体験談含め、軽く読み流して下さい)
気持ちのやり場が無いですよね。
でも、バブーちゃんの犬生は現在進行形。精一杯生きています♪
精一杯、というか、普通通りに。いつものスペースでいつもの顔ぶれで、いつものご飯。
ただ、それだけですよね。いつも通り大事にされている(笑)
でも、限りあるもの。わんこ生活の経験豊富なポールさんには具体的な実感としてわかるのでしょうね。経験は最強です。
私は、人生初の愛犬(虹の橋のたもとで私を待つこと一年)が五歳のときに、2匹目を飼い始めました。私をおいて居なくなられるのが怖くて。一緒に残ってくれる相棒がほしくて。でも、全く別物で、逆に次のお別れへの寂しさ倍増(増幅中)、きりがありませんね。
最初のコは、穏やかに犬生を終えられた安堵感でいっぱいでした。
12歳を迎えるチワワへの感情は、今のポールさんに似たものかもしれません。
経験上、これからの流れが見えてしまう怖さ。
ただ、目の前にいるのは唯一無二の存在ですから。前も後もなく。
いつもどおり少しでも長く。それだけですね。
チョビマロ母さん、いつも暖かく見守っていただき本当にありがとうございます。
体験談を聞かせていただいて、とてもありがたいです。
日に日に痩せて小さくなって、だんだん歩けなくなって、食欲もなくなってきて・・・。
愛犬の老いと向き合うのは、想像以上につらいものがありますね。
というより、こんな気持ちになるなんてまったく想像できていませんでした。
今こうしてその状況になって、毎日、ビクビクしながら生活しています。
在宅で常にバブーと一緒にいるポールは私以上につらいはず。
それでも、いつもどおり生活を続けるしかないですね。
おはようございます。まだ起こってもいないことへの不安、ついつい考えてしまいますよね。考えても仕方ないって解っていても考えてしまいます。もちろん、備えたら避けられることは、備えますが、どうしようもないことへの不安は、私も考えないようにしたいです。最近、人間も、生き物全て命には限りがあるので、今一瞬一瞬を後悔のないように楽しもう、と強く思うようになりました。バブーちゃん、今日もお二人の愛に包まれて、心地よく過ごしてね。
ancoさん、温かいコメント、本当にありがとうございます。
考えても仕方ないとわかっていても、毎日不安でビクビクしています。
年齢とともに少しずつ衰えていく姿と向き合うのは本当に切ない。
人間もわんこも同じ。
ancoさんがおっしゃるように一瞬一瞬を大切にしたいと思います。
ワンコを飼ったことのある人は皆、経験してきた悲しみですね。
でも、それ以上に温かな思い出も残してくれたから、今でもあの子たちのことを忘れずにいます。
お盆に実家にかえったら、庭のワンたちのお墓参りもしておくつもり。
私が虹の橋を渡った時には、きっと親しい人たちと一緒にあの子たちが迎えてくれると信じています。
ポールは私が犬を飼いたいと言い出した時、大反対でした。
感動モノの映画を観ても涙ひとつ流すことにない夫が泣くなんてと思いましたが、経験者ゆえなのでしょうね。
虹の橋を渡ってしまうとき、どれだけの喪失感が訪れるのかまだ想像もつきませんが、その時がくるまでは、穏やかにいつも通りの日々を過ごしたいと思っています。