「塩狩峠」

ゴールデンウィークに久しぶりに会った妹が、最近読んで感動した本として三浦綾子さんの「塩狩峠」を薦めてくれたので、早速読みました。

ラストの数ページで号泣してしまった・・・と。

実話に基づく小説で、私自身が大学生時代に暮らしていた東京の本郷や札幌、旭川が小説の舞台なので、親しみを感じながら。

サラサラと読みやすいので一日で読破しましたが、読後の感想としては、もうなんと言ったらいいんでしょう。

これが実話だなんて、感動というか、ショックというか。。。

正しいって一体なんなんだろう・・・、って考えさせられました。

大学時代に暮らしていた東京・本郷の女子学生会館は、教会が運営している女子寮で建物の隣には教会があり、週末になると通ってくる信者の人たちは優しく穏やかで、そんなことを思い出しながら読みました。

本の中には、キリスト教の教えが何度も出て来ます。

以前、通訳学校に通い英語の勉強をしていた時に先生が、英語の通訳になりたいなら聖書は必ず読んでくださいね、と教えてくれた意味がわかりました。

生き様を考えさせられる本、お薦めです。

 

読んで頂けたら↓

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コメント

  1. 旭川出身なので三浦綾子さんはとても身近な作家。
    著作を読みながら「果たして自分はこんな清冽な生き方を選べるだろうか?」と煩悶したものです。信仰の強さに感動すると共に畏怖を感じました。
    何年か前に塩狩峠の三浦綾子記念館にも足を運んできました。
    質素で簡素なたたずまいに作家の在りし日の執筆風景が浮かんでくるような場所でした。
    姉は「氷点」の主人公と同じ高校だったので、ドラマで同じ制服が使われていることに感動していましたね。

    • 代表作の「氷点」、もうずっと前に映画を観て、作品のすばらしさに感動しました。
      今回の「塩狩峠」も素晴らしくて、ページをめくる手が止まらず、夜を徹して一気読み。
      薦めてくれた妹は、この本をきっかけに三浦綾子さんの作品をもっとたくさん読みたくなったと言っていました。
      人間とは、信仰とは・・・、読後しばらくの間、いや今もずっと考えさせられています。

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