先日の記事で、バブーの写真を撮っている時に思わず大声で独り言を言って恥ずかしい思いをした、ということを書いたけれど、それで思い出したことがある。
私は、バブーを飼い始めた時から、かれこれ7年もの間、ほぼ毎日のようにバブーの写真を撮り続けている。
その間、この行為を恥ずかしいと思ったことがない。
先日のように、夢中になり過ぎて思わず、「いいね~♪」とか、「可愛いっ♪」などと声に出して言ってしまい、それを人に聞かれて、恥ずかしい思いをしたことは何度もあるけれど、愛犬の写真を撮っていること自体を恥ずかしいと思ったことは一度もない。
いい年のオトナが、地面にはいつくばるようにして愛犬の写真を撮っている姿は、確かに自分でもかなり滑稽だとは思うけれど、ある日、ネットサーフィンをしていて、「愛犬の写真を撮るのが恥ずかしくて、人がいないところで隠れて撮った」と書いている人のブログを読んで、初めて「恥ずかしいと思う人がいること」に気がついたくらい(笑)。
恥ずかしさの基準というのは人によって違う。
料理好きの女友達は、コンビニで「お弁当」を飼うのがたまらなく恥ずかしいという。
「店員さんに、『この人、女性なのに料理しないの?』と思われるのが嫌だ」、と。
ナチュラルさが魅力の女友達は、デパートの化粧品カウンターで、メイクをしてもらうことが何よりも恥ずかしいという。
「メイクされている姿を人に見られるのが平気な人が信じられない」、と。
この2人の話も、私にとっては恥ずかしいことでもなんでもなく、「えっ、それって、恥ずかしいことなの!?」と、話を聞いて初めて気付かされた。
恥ずかしさの基準の違いは、「他人」からどう思われるかを意識するポイントの違いであって、その「他人」とは、自分のものの見方、考え方がものさしになっているところが面白い。
私の場合は、コンビ二でお弁当を買ってる女性を見ても、化粧品カウンターでメイクしてもらってる女性を見ても、恥ずかしいとは思わない。
だから、自分もそんな目で見られているなどと考えたこともない。
私が他人の行動を見ていて、一番「恥ずかしい」と思うのは、例えば、悪天候で飛行機や電車が遅れたとか、いかんともしがたいこと、どうにもならないことに異常なまでのクレームをつけている人を見たとき。
ミシュランで星をいくつも獲得しているような高級レストランでもないにも関わらず、料理がまずいだの接客態度が悪いだのと、若い店員を呼びつけて文句をつけている人を見たとき。
日本のサービスは本当に素晴らしいと思う。
限られた経験しかないけれど、何かモノを買ったり、お金を出してサービスを受けた時に、ここまで気持ちのいい国は他にないかもしれない、とさえ思う。
だけど、その分、丁寧で過剰なまでのサービスに日頃からあまりにも慣れすぎて、理不尽なことにでもとやかく文句をつけて、相手よりも優位に立とうとするモンスター的なクレーマーが多くなったのは間違いない。
恥ずかしい場面を見聞きする場面が以前よりもぐんと増えた気がする。
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コメント
初めまして。こんにちは。
タロモモと申します。
ワンコが大好き、猫は関係ないと思っていましたら、何のご縁か、今はワンコ3匹、ニャンコ2匹を飼っております。
馬とニャンコと・・・よりこちらを知りました。
見に来てびっくり。ワンコがキャワイイ!またeri-ponさんの考えたかに心がそいました。eri-ponさんは、まっすぐで正直な人。言葉と本心が違わない人と感じました。
私は、自分のできないところを見つめることから成長がある、次の自分に進める。と、いつも自分にいっておりますが、eri-ponさんはいつも前を見て努力を惜しまない。自分は思うだけで、まだまだ努力をしていましと、恥ずかしく思います。
今回の「恥」にたいするeri-ponさんの意見、まったく同感し、年齢差(58歳(*^_^*))ですこし躊躇しましたが、同感!を伝えたく、書かせてもらいました。
自分がいつも体の置き場がないように恥ずかしく思うのが、何か事件が起こったときに、全く関係のない人達が、上から怒鳴り散らすとき。
電車会社が事故をおこしたら、仕事中の職員に暴言をはいたり、暴力で怪我をさせる人達。ここぞとばかりに弱い人をよってたかっていじめ、自分の個人的な鬱憤をはらしているように見え、本当に恥ずかしい.
自分の気持ちまで、書かせてもらいました。長文、ごめんなさい。
これからもカワイイバブーちゃんや素直な日常を書いてくださることを楽しみしています。応援してます!