札幌で行われていた「2017冬季アジア大会」が今日で閉幕。
超多忙シーズンと重なって、まったく見に行くことができなかったけれど、さすがに土曜日の札幌は外国人の人出が多かった。
狸小路は、明らかに日本人の方が少数派。
毎週土曜日に通訳学校に通いはじめてから3年。
実は、この「アジア大会」を目標に定めて通訳の訓練に励んできた。
子供の頃から英語やフランス語、語学が大好きで勉強を重ねてきたから、給料なんてもらわなくていい、ただ経験として、実績を積みたい、そう思っていた。
通訳学校には、自分の「仕事を持ちながら」通っている人も多い。
アジア大会で通訳をしたくても、副業を認めていない会社の場合は、年休か土日、自分の休暇を使って参加するしかない。
もちろん報酬ももらえない。
それでも参加したいと希望する生徒さんは多く、先生も「めったにないデビューのチャンスです。年休を使える人は、年休を使ってでも通訳業務を経験してください」、と言っていた。
そうしよう、そうしたいと、ずっと思っていた。
でも、結局、自分の年齢や今抱えている諸々、生活のこと、本業の仕事のことを考えると、できなかった。
20代だったら、違ったかもしれない、と思う。
20代だったなら、仕事を辞めてでも、今回の通訳の仕事に取り組んで、アジア大会の実績を元に、通訳としてのキャリアアップを図ろうとしたかもしれない。
若い通訳者にとっては、きっと今回のアジア大会が、人生の風向きが変わる瞬間だったのじゃないかと思う。
いつまでも若くいたいけれど、現実は違う。
社会人たるもの、無責任なことはできない。
日々増える、手かせ足かせも含めて、すべてが自分自身の選択。
通訳の仕事はできなくても、没頭できる仕事があって、それで生活ができるのは幸せなことだと思う。
大会に出場したアスリートたちはもちろん、裏方として支えた人たちの中にも人生の風向きが変わる瞬間を感じた人がたくさんいたのではないかと想像して、私のアジア大会は妄想のうちに閉幕。
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