待ちに待った休日を、ゆったり自宅で過ごしている時に限って掛かってくるインターネット乗り換えのセールス電話。
何やらよくわからないけれど、「お得感」を武器に、タフな交渉を仕掛けてくる。
我が家のパソコン設定はすべて夫頼み。
セキュリティもすべてパソコン・オタクの夫がしてくれている。
インターネット環境については、完全に「夫:設定する人、私:使う人」。
だがしかし、ここ日本で生活している以上、契約名義はすべて私。
だから、インターネット、プロバイダーの乗り換え手続きだけは、名義本人の私が日本人と日本語でやり取りしなければならない。
これがまったく同じ日本語でもチンプンカンプン。
英語以上にわからない。
「こんなにお得なのに、乗り換えしないなんて!」というオーラ満載の電話。
殺し文句は、「お客様にしていただくのは、ほんの数分の簡単な手続きだけ!全面的にサポートしますから安心してください」。
ホントか?!この前も結構大変だったんだけど・・・と思いつつ、「今のプロバイダに切り替えたのはいつですか?」、との問いに答えると、ついこの前と思ったいた年月が、すでに2年以上前。
「それなら、違約金の発生もないので、変えた方が絶対お得です!」とダメ押し。
「今、キャンペーン中で、1ヵ月は無料なんで」、と人の好さそうな話し方で押しの強いセールスに負けて乗り換え了承。
それが、2月末のこと。
その後、数通の書類が届くも、未開封のまま放置。
が、しかし、請求書が届いてハッとした。
そうだ、設定変更の手続きをしてなかった!
要は、これまでのプロバイダと、契約変更したプロバイダの両方に課金発生。
二重払いに気づいて、慌てて設定変更手続きをしたのが2ヵ月後の今日。
今までなんの不自由もなく使ってたし、お得どころか損してんじゃん、乗り換えなんてしなけりゃ良かったと嘆きつつ、マニュアル通りに設定変更しようとするも、パスワード・エラーの嵐で全然先に進めない。
マニュアルにはインターネットエクスプローラで、とあるけれど、Windows 10では従来のMicrosoftブラウザだったはずの、インターネットエクスプローラのアイコンさえもない。
さらにはルーターのパスワードって言われても、前回設定してくれたのは業者の人だし、覚えてない。
きっと書類はもらってるけど、どこにあるものやらさっぱり。
お手上げ、と早々に判断して、テクニカル・サポートに電話をすると、非情な自動音声応答。
案内ガイダンスに従って指定の番号を何回か押し続けて、やっと希望する部署につながったと思ったら、「ただいま、回線が大変混みあっております。後でお掛け直しください」の自動音声メッセージ。
数回かけ直してやっとつながったと思ったら、パスワードがわからない以上、ルーターを初期設定にするしか方法がないため、この電話を切り(せっかくつながったのに!)、ルーターの電源も切って、携帯電話から再度お掛け直しください、とのこと。
ここでイライラ・マックス。
だけどその後感動したのは、慣れているのか、こんなイライラ・マックス客にもテクニカル・サポートの方は冷静沈着そのものだったこと。
次々と手順を示されて慌てる私に、「お客様、まずは設定手順をご説明しますので、作業は一切せずにお聞きください」と、小さな子供をなだめるかのごとし。
何か設定がひとつ進むたびに、「はい、ありがとうございます」と、一緒に進捗状況を確認し、極めて懇切、丁寧。
晴れて設定変更がすべて完了した瞬間、自分のインターネット知識はもとより、許容のなさと、辛抱強く「設定完了」まで付き合ってくれたテクニカル・サポートの方の大きな心に、自分の小ささを思い知り凹みまくり。
こうなることがわかってたから、2年前の前回変更の際、月額は多少高くてもいいから、ずっと使い続けようと思っていたはずなのに。
インターネットの乗り換えは、2年に一度は検討すべき、と言われているけれど、もういい、やりたくない。
IT弱者の経験上、「簡単な手続きだけ」で済んだことがない。
嬉しいのは、夫のポールが今回の乗り換えを喜んでいること。
これまでより、接続スピードが相当速くなったらしい。。。
こんなに苦労したんだから、そうであってほしい。
高齢化が進む日本で、一体どれだけの人が、2年ごとが目安とされるインターネットの乗り換えに柔軟に対応できるのか?
はなはだ疑問。
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