フランスといえば、やっぱりワイン。
ワイン・ショップも街中、至るところにあって、当然ながらワインを調達するのにはまったく困らないパリ。
大きなワイン・ショップの前で、携帯で真剣に電話中のこの男性。
「今夜は、どのワインにする?」なんて相談しているのかも。
10年以上前、フランスのトゥールという街に2ヶ月滞在していた大学生のときは、お酒の味も知らず、チーズも大の苦手だった私。
ワインもチーズもただひたすら断る私に、ホームステイ先の家族が、「君は、人生の半分を損しているようなものだ」、なんて、本当に私を憐れみ、よく嘆いていたっけ。
でも、今はそうじゃない。
チーズは相変わらず苦手だけど、ワインはそれなりに味もわかるようになってきた。
だから、今こそ本場フランスの老舗ワイン・バーで楽しむべし。
ということで、ディナーの後、行ってみましたワイン・バー。
ボルドー専門の『L’ECLUSE』。
席が空くまで、外で待機しなければならなかったほど人気のお店。
数十分後、やっと店内に席をゲット。
やっぱり、この雰囲気いいな~。
気取ってワインを飲むんじゃなくて、日本なら「赤ちょうちん」って感じ。
観光客ももちろんいるだろうけど、お店のスタッフと仲の良い常連さんと思われるお客さんもいっぱい。
温かみがあって、くつろげる店内。
とっても気さくなお店のスタッフ。
自分たちが旅行者ってことも忘れて、すっかりくつろいでワインを味わった夜。
ほろ酔いをはるかに過ぎた状態で外に出ると、華やかな青い明かりが目に飛び込んできた。
そうだ、私たち、パリにいたんだ・・・。
ここは日本じゃない。
いくらホテルまですぐ近くとはいえ、パリで真夜中の女2人歩きは絶対に危険。
「近すぎて悪いよね」なんて言いながら恐縮しつつ乗り込んだタクシー。
だったはずなのに、しっかり遠回りされて、あの距離にしては十分過ぎる額を支払わされた私たち。
ドライバーさんの心配をするなんて、私たちってやっぱり善良な日本人。
しつこいようだけど、ここはパリ。
そんな心配はまったく無用。
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