忘年会雑感－幹事の苦労

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忘年会シーズン、真っ只中。

恐らく今週がピークと見えて、すすきのもなんだかとっても活気に溢れています。

忘年会といえば、幹事さん。

プライベートにせよ、仕事関係にせよ、ある程度の人数が集まる会合の幹事さんというのは本当に大変です。

日程調整、お店選びに始まって、ギリギリまで振り回される出欠確認、お店とのやり取り。

やっと当日になったと思っても、宴会が予定通りに始まるなんてことはほとんどなく、１００％発生するドタキャンや遅刻に対応。

幹事泣かせの「行けたら行く」という曖昧な返事をする人や、なんの悪びれもなく遅刻する悪癖を持つ人は一定程度は必ずいる。

挨拶の順番や席順に気を遣い、料理やお酒の進み具合はどうかと、進行状況に気を配る。

何人参加するかわからない２次会に備えて、いくつかのお店を押さえておくのも大切な仕事。

集金や後処理だって面倒臭いことこの上ない。

これまで幹事は何回もやったことがあるし、いろんな宴会にも出席してきたけれど、一番厄介なのは、楽しいはずの宴会で、思いっきりマイナスオーラを放っている人。

お義理で参加しているのが明らかで、ただひたすら宴会が終わるのを今か今かと待っていて、それがありありと顔や態度に出てる人。

最後は、「幹事、お疲れさん」の言葉をかけることもなく、「あ～終わった、終わった」といわんばかりに、足早に会場を後にする・・・、そんな人。

この手のタイプは、これまでの経験から言うと、非常にプライドが高く自己顕示欲の強い中年男性に多い。

自己顕示欲が強い人にとっては、注目されなければ楽しくないだろうけれど、いつも自分ばかりが主役じゃない。

仕事の場合、参加が義務の場合が多いから、気分が乗らない日や、行きたくない会合だってある。

でも、参加した以上は、積極的に会を楽しく盛り上げようと自分なりに努力して、準備をしてくれた幹事の苦労を労うのがマナーだと思う。

芸が出来るとかできないとか、歌が上手いとか下手とか、お酒が飲めるとか飲めないとか、そんなことは関係ない。

大切なのは思いやりなんだと思う。

「店のサービスが悪い」だの、「料理がまずい」だの、「盛り上がりに欠ける」だの、無責任な参加者は、ただでさえ言いたい放題。

サービスは限られた費用に左右されるところが大きいし、料理の味にいたっては趣味嗜好の問題に過ぎない。

「盛り上がりに欠ける」発言に至っては、当事者意識が無さ過ぎて呆れるばかり。

大騒ぎするのが好きな人もいれば、静かな店でしっぽり飲むのが好きな人もいる。

全員に満足してもらえるような宴会なんて鼻から無理だとわかっているけれど、みんなに楽しんでもらいたい、喜んでもらいたいと思わない幹事さんはひとりもいない。

自分が進んで幹事を申し出た場合でも、「無理やり」または「行きがかり上」やらされてる場合でもそれは同じ。

参加する人は気楽でも、幹事さんは思っている以上に大変なのです。

この時期、すすきのの街中で、幹事さんと思われる人を見かけるたびに、そんなことに思いを馳せてしまう今日この頃。

宴会たるもの、自分が楽しまなきゃ損。

自分が楽しまなきゃ、誰か（幹事）が損。

我ながら・・・名言（迷言）？！

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