
私は泣いたことがない。
仕事では。
私生活では、めちゃくちゃ涙もろいし、映画やテレビドラマでも、感動したり、悲しすぎると、号泣する。
でも、仕事では、中森明菜の歌じゃないけど、今まで一度も泣いたことがない。
仕事をしていると、もちろん辛いことや、悔しいこと、理不尽なこと、いろいろあるけど、
まさに、歌詞にあるとおり、
「泣いたりするのは違うと感じてた」からで、泣きたいのを我慢したわけでもない。
仕事だと涙が出ない。

イギリス・BBCやアメリカ・CNNでも取り上げられるほど問題になっている、東京都議会のセクハラやじ問題。
本当に酷い。
いまだにあんな発言を、公の場でする人がいること自体が信じられないけれど、それが現実。
ヤジを飛ばし、周囲が笑う。
発言していた都議は、最後は涙声。
一部始終をyou tubeで見た。
あんなことが起きたら、女性なら誰しも、悔しくて、悲しい気持ちになる。
でも、あの場面では、弱さを見せて欲しくなかった。
毅然とした態度で、「今、聞き捨てならない発言が聞こえた」、と、その人物が行った行為が、発言が、いかに卑劣で恥ずかしいことかを、その場で知らしめて欲しかった。
有権者の半分は女性。
その女性を敵に回したら、政治家として今後やっていけなくなることは自明。

明らかにヤジを飛ばした方が悪いのだから、彼女が怯む必要はない。
だからこそ、涙目になっちゃダメだと思う。
「弱さ」につけこまれるか、「武器」にしたと揶揄されるか。
これからの日本、毅然と闘える強さを持った女性の政治家が、しかもひとりや2人じゃなくて、何人も出て欲しいと願う。
そうじゃないと変わらない。
続報で、セクハラを受けた都議が処分を求めたものの、「やじを飛ばした議員を特定できない」との理由で受理されなかったのだとか。
これも本当に情けない、お粗末な対応としかいいようがない。
アベノミクスの成長戦略、「女性の活躍」を阻もうとする議員が今そこにいるのに、処分すらしようともしない。
理想と現実のギャップ。
根本的な意識が改善されなければ、「女性の活躍」なんて程遠い。
「女性活用で経済成長を」なんて、ただの掛け声だけだということが、浮き彫りになった今回のヤジ問題。
女性として、多いに考えさせられた。
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