非常事態こそ


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地震発生の朝、スマホの充電が切れそうになって泣きそうになっていた時、車載充電器で充電してくれた近所のお宅に、お菓子とフルーツを持ってお礼に伺ったところ、「そんなことしないで~。困ったときはお互い様なんだから~」、とものすごく恐縮されてしまった。

フルーツだけもらってくれて、結局お菓子は受け取ってもらえなかったけれど、あの時すぐに充電してくれたことで、その後、家族や友人と連絡を取り合うのにどれほど助けられたかを伝えたい一心だったので、私としては感謝の気持ちを伝えることができて本当に良かった。

彼らにとってはほんの小さなことでも、私にとっては、とてつもなく大きな「助け」だった。

帰省ついでに、東京からパンをたくさん買って持ってきてくれた友人に、「この分は私が買うから!」とお財布を出そうとすると、「やめて、やめて。そんなのいらない!その分、札幌のどこかの飲食店で何か食べてお金を使ってくれた方が嬉しい」と言われた。

ありがたい。

困った時はお互い様。

地震の被害が大きく、電気の復旧が遅かった実家でも、近所の人たちが一人暮らしの母を気にかけ、停電の間、懐中電灯を持って様子を見に来てくれたり、「揺れ」で倒れたり、ズレてしまった家具を元の位置に戻してくれたりしたそうだ。

今回の地震では、SNSで呼びかけて高校生が集まり、断水してしまったマンションの高層階に住む高齢者に水を届けたり、飲食店が協力しあって炊き出しをしたりと、心があったかくなる話があちこちから聞こえてくる。

そんな中、目に飛び込んできたのが、元・人気アイドルの「飲酒ひき逃げ」の瞬間の動画。

かなり激しく自転車の女性にぶつかり、そのはずみで通行人の男性も倒れてしまう。

その後、ふたりとも起き上がるものの、男性は明らかにフラフラ・・・。

驚いたのは、その衝突場面そのものよりも、近くを通行している人たちが誰も被害者に近寄らず、声もかけていないこと。

気にしてその様子を見てはいるものの、そのまま普通に道路を横断していってしまう。

「ひき逃げ」に対する非難はもちろん、普通に立ち去る通行人を非難する声も多く、「思わぬ余波」とニュースになっているけれど、この動画には、「人って、こんなに冷たいものなの?」と驚愕。

人の優しさに心があったかくなったり、人の冷たさに驚愕したり・・・。

トラブルに巻き込まれたくない、責任を取りたくない、勇気がない、時間がなくて忙しい、自分のことで精一杯・・・。

人と関わりたくない理由はいろいろあるし、理解できる。

でも、それはあくまでも平時でのこと。

人は誰しも一人では生きられない。

助け合ってこそ。

非常事態こそ、人と積極的に関わりたいと改めて。

読んでいただけたら、


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コメント

  1. おはようございます。
    これはコメントというかお聞きしたかったのですが、
    我が家は太陽光発電を設置しており、私の調理以外オール電気です。
    普段、買い取り価格が余りにも低く、初期投資の回収など遥か彼方で怒りすら感じています。
    ただ、今回は接続コンセントが1つあり、充電など発電中は最低限利用出来ました。
    ポールさんの太陽光発電は利用出来ませんでしたか?

  2. >チョビマロ母さん
    ポールの太陽光発電、私も、地震で停電の時、今こそ、と思ったのですが、廃材で作ったもので、しかも、夢中で作った後はすっかり「平和ボケ」で、メンテナンスもしていなかったので、家庭用として利用できるものではありませんでした・・・。
    いったい何のために!、とポールに詰め寄りたいところでしたが、本人も「痛いところをつかれた」という感じでしたので、やめました(笑)。

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