今回のイギリス旅行で驚いたこと。
カードの支払いが一般的で、1ポンド≒150円程度の買い物でも、カードを使うのが主流なこと。
とにかく現金を使わない。
有料トイレに必要なコインや、サービスのお礼としてチップを出す時以外は現金を使う機会がない。
5~10ポンドの少額紙幣ならともかく、50ポンドの高額紙幣なんて嫌がられるだけでまったく持っていく必要なし。
カード決済のみで現金お断り、現金を受け付けてくれてないことさえ多々ある。
現金支払いを認めてくれるところでも、明らかに歓迎されない。
手持ちのポンドの現金が残っていたので、宿泊したホテルで追加料金を支払おうとした時も、ホテルの従業員に思いっきりため息をつかれ迷惑そうな顔をされ、現金で支払う場合もクレジットカードのコピーが身分証明として必要だと言われ、結局カードで支払った。
学生時代は「トラベラーズチェック」を使い、大人になってからは「現地通貨の現金」を持ち歩き、渡航先で現金が足りなくなってはじめて「クレジットカード使えますか?」と最終手段としてカード利用を申し出ていた身としては、恐るべきキャッシュレス化の進み具合。
「使い過ぎたら大変」、「悪用されたら大変」、「盗まれたら大変」と教え込まれ、まして海外でカードを使うなんてもっての他と現金決済思考から抜け出せずにいた私は、今回の「カード優遇」、「現金冷遇」事情に物凄い違和感を覚えて、欧米事情に詳しい友人にそのことを話すと、「そうだよ。今は、欧米で現金を使うのは高齢者だけ」、との答え。
「欧米人観光客が多いニセコだって、今は完全にカード優遇。現金使えない場所も多いよ」、と親切に教えてくれた。
そんな状況変化を知らなかった私は、渡英前に日本円をイギリスポンドに両替し、カード決済のせいで大量に余ったイギリスポンドを、帰国してから日本円に換金せざるを得ず、その過程で結果として相当な金銭的ロスをする羽目に。
次回のイギリス旅行の時は、外貨両替するなら日本円で5千円分くらいでお釣りが来るかも。
外見は古めかしい重厚さを保持しながら、中身は最先端というのがイギリスらしい。
大変勉強になりました。
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コメント
楽しい旅行記ありがとうございます。
楽しく過ごされて、ご無事で帰国、何よりです。
ところで、勉強不足で申し訳ありませんが、カード主流の国でも、チップは労働者にとって、とてもありがたい収入源だと思ってました。
アメリカではチップはやはり現金らしい、とのこと。
イギリスではどうなんでしょうか??
IT先進国と言われている日本、少なくとも北海道に居る分には、
IT関連周辺のみで、一般には全く広まっていない気がします。
中国、韓国、インドからかけ離れて居るような・・・・。
話は違いますが、先日コンビニで、ポンタカードとdカードと支払い用のクレジットカード三枚出し、
馬鹿馬鹿しくなりました(笑)
>yukiさん
イギリスは、ポール曰く、「チップの習慣はない」ということなので、今回の旅行でもレストランやパブでチップを渡したことは一度もありませんでした。タクシーの運転手さんには、長距離だったので大目に支払っていましたが、それくらいです。
ただ、レストランなどでは、他の観光客がチップをお皿に置いているのは何度が見ました。チップを出す、出さないも自由な感じなのかな~と思います。
>チョビマロ母さん
日本はITについては遅れていますよね。
他国の様子を聞くと、日本よりよっぽど進んでる。
日本人の気質と関係があるのかどうか・・・。
コンビニで出したカードの話、よくわかります。
私は逆に、いろんなお店のカードだらけでお財布がいっぱいになって、整理して家に置いてきた時に限って、「あ~、持ってくれば良かった」なんてことがよくあります。なんとかならないものかと思いますよね。