術後3ヵ月の経過観察のため、医大病院に行ってきました。
早いものであれからもう3ヵ月。
経過は順調で、特にこれといった問題もなく今回は問診のみで終わりました。
通い慣れた病院。
はじめての頃は、医大病院のあまりの大きさに戸惑い、院内マップを手にうろうろしていましたが、先月頭まで毎日放射線治療に通っていたので、今はすっかり慣れたもの。
院内を歩きながら、入院・手術をした時の気持ち、治療に通っていた頃の気持ちを思い出して、なんとなく感傷的になりました。
先月、一連の治療が終わり、Facebookで自分の近況報告と同時に、特に同年代の女性に検診の大切さを伝えたいという思いで自分の乳がんのことを書きました。
たくさんメッセージをいただいたのですが、その中に、東京で過ごした大学時代に本郷の女子学生会館で寝食を共にしていた友人からのメッセージがありました。

彼女は「両側乳がん」。
4年前に両方の胸に同時にがんが見つかり、左全摘、右部分切除手術をしたと教えてくれました。
がんが見つかった時、「医師に「左は全摘ですね」と言われて、目の前真っ暗に…うちに帰って、全摘した人の画像みて、初めて泣いた」、と。
東京の音大卒業後、地元に戻って小学校教師になった彼女は、とにかく明るく元気で、子供たちに大人気のタイプ。
彼女にぴったりの職業だと思っていたのですが、乳がんとわかった後、仕事もやめてしまったそうです。
今までも時々連絡を取り合っていたのですが、乳がんのことはまったく知りませんでした。
仕事をやめていたことも。
彼女曰く、「癌というと、無症状でもメンタルやられるよね」。
早期発見だったこともあって、あまり自覚していませんでしたが、今振り返ってみると、私も当時は精神的にかなりハイ・・・、いや、ローかな・・・、自分でもどちらかわかりませんが、「普段と同じ」ではなかったと思います。
自分の力ではどうにもならない病気、はじめて「死」を意識しましたし、こういうことは経験した人じゃないとわからないものですからね。
学生時代に4年間一緒に生活していた友人が、同じ病気の「仲間」だとがわかって、一緒に頑張ってるんだと思うと、めちゃくちゃ勇気づけられました。
「乳がんにならなかったらわからなかったこともたくさんあるから、周りには心配かけたり迷惑かけたりしたけど、よかったと思ってるよ」。
彼女がくれたメッセージがとても心に残っています。
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