よく晴れた日曜日の午後、北海道大学にポールとふたりで行ってきた。
とってもお世話になったT教授の退職記念会。
T教授は、東京外国語大学の大先輩。
札幌にいる外語大卒業生の会合に参加させてもらったのきっかけで、知り合ったのはもう10年以上も前のこと。
以来、数ヶ月に一度は何人かで集まって食事をしたり、先生のゼミの学生主催のバーベキュー・パーティーやぎょうざパーティーに参加させていただいたりもした。
ポールとの国際結婚の話が出た時は、お酒を飲みながら、大先輩達が「父」の立場になって、賛成派と慎重派に別れて口角泡を飛ばして議論してくれたものだ。
結婚を祝う会もしてもらったし、2年前に私の父が急死したときには葬儀にも来てくれた。
年齢は私よりもずっとずっと上で「元新聞記者の大学教授」という肩書きながら、どこかはちゃめちゃでやんちゃな少年のようなところがあって、一緒にいると本当に楽しくて面白くて、人間的な魅力溢れる大好きな先輩。
学生さんや留学生にももちろん大人気で、この日はたくさんの人が集まってT教授との思い出をいろいろ語っていたけれど、先生が北大を退職し、北海道を離れてしまうということが、本当に寂しく思えて、「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えるのが精一杯。
「別れ」や「さよなら」は本当に苦手。
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