妹の夫のお父さんが亡くなったため、この週末は通夜と告別式に行った。
可愛い甥っ子・姪っ子の優しいおじいちゃん。
保育園の送り迎えをはじめ、共働きの妹夫婦の子育てを、この10年間ずっと全力でサポートし、それはそれは愛情たっぷりに大切に育ててくれた。
たまに会う私でも、小さな子供たちの元気さにいつも圧倒されてしまう。
わーわー、ぎゃーぎゃー、うるさく騒ぐので、子供たちがいると妹や母との大人同士の会話もほとんどできない。
可愛くてたまらない甥っ子・姪っ子とはいえ、最初は笑顔で接していても、お別れするころには鬼の形相になり、帰りのタクシーの中で心から静寂に感謝するのはいつものこと。
そんなパワー溢れる兄妹と毎日数時間を過ごすのは、いくら溺愛している孫であっても、精神的にも体力的にも大変なことだったと思う。
そんなおじいちゃんが亡くなったと聞いた時に、一番気になったのは10歳の甥っ子のことだ。
数日前に急に倒れ、救急車で搬送された時、その場に居合わせた甥っ子とハイタッチをして、「必ず病院から戻ってくるから」と約束を交わしていたそうだけれど、願い叶わず、そのまま帰らぬ人となってしまった。
甥っ子は、7年前に私の父の葬儀をすでに経験済みだけれど、当時はまだ3歳。
今回は、恐らく「人の死」というのはどういうものか、わかるはず。
通夜の時、甥っ子はほとんど涙も見せず、待ち時間などはいつもと変わらず、むしろ元気に妹と遊んでいた。
ところが、告別式の時は違った。
棺の中に親族が順番に花を入れ、最後に、甥っ子が周囲の大人に促されて、顔の部分の左右の扉を閉めた。
その時も涙も見せず、両手で丁寧に扉を閉じ、しっかりとした態度だった。
まだ、実感が沸いていないんだな・・・、そんな風に思って見ていた。
その後、火葬場に向かう送迎バスに乗った瞬間、甥っ子が声を上げて激しく泣き始めた。
さらに火葬場に到着して、最後の別れをした後の控え室では、周囲も驚くほどの激しさで号泣し続けた。
さっきまでしっかりしていた甥っ子が、これ以上我慢できないという感じで泣きはじめたことで、おじいちゃんと孫の絆に心を打たれた。
大好きなおじいちゃんは、もうこの世にいない。
でも、本当に辛いのはこれから。
パパとママが仕事を終えて帰ってくるまでの間、おじいちゃんと過ごしていた時間を思い出して、きっとまた涙が出てくることがたくさんあると思う。
そんな甥っ子を思って、また涙。
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