肩書きの翻訳は難しい

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プライベートでも仕事でも、時々、日→英の翻訳を頼まれることがある。

私の翻訳は、どうしても日本的思考が入るので、ナチュラルさに大いに問題ありだけど、イギリス人オット・ポールのネイティブ・チェックが入るので完璧。

いつもふたりで共同作業。

なかなかいい仕事してるんじゃないかと、我ながら思う。

だけど、唯一、夫婦でコラボ翻訳ができないのが、肩書き・役職の翻訳。

頼みのポールも、「日本企業の組織や肩書きのことはわからないから無理」、と断言。

難しいというより、正解がないから、非常に悩ましい。

社長、専務、常務、取締役、部長・・・、それぞれ、何種類もの該当する単語や表現がある。

国によって違うし、会社の規模や、実際の業務内容によっても異なってくるから、かなり厄介でややこしい。

たとえば、日本で専務、常務クラスによく使われているManaging Directorは、イギリスでは「社長」の意味になる。

Directorは、取締役から部長級にまで幅広く使われるし、Vice Presidentは、直訳すると「副社長」だけれど、アメリカの多くの企業では、部長級でよく使われているから、日本で言うところの「副社長」が何人もいることになる。

でも、日本の場合、部長クラスで、自分を「Vice President」と名乗ることに抵抗を感じる人はきっと多いと思う。

さらに言うなら、とってもシンプルな欧米の肩書きと比べて、日本の肩書きはとにかく長すぎる。

日本語に忠実であろうとするとすればするほど、結果的には、とっても奇妙な英語の肩書きができあがる。

今回も本当に頭を悩ませ、苦労しながら、出来てしまえば簡単に見える肩書きの翻訳がいかに難しいかを痛感。

翻訳といえば、数年前に頼まれた、小樽のゆるキャラ「おたる運がっぱ」ちゃんのアニメ翻訳。

昨年秋に小樽市内を散策していたとき、夫婦コラボで作業した英訳付きアニメを発見。

とっても可愛いゆるキャラ。

グローバルな人気が出てくれるといいな~。

こういう形で関われる翻訳は、とっても楽しいし、嬉しい♪

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