冬のボーナスまで、あと何日・・・とカウントダウンしている。
幸いなことに、安定したサラリー・ウーマンなので、その日を今か今かと楽しみに待っている。
若いころは、40代の自分がまさかボーナスの支給日を待ち構えているなんて思ってもいなかった。
その頃はきっとボーナス支給日も忘れてしまうくらい、経済的にはかなり余裕のある暮らしを送っているだろう、と。。。
それは単なる妄想で、実態はまったく違った。
経済観念がしっかりとした金融機関に勤めるサラリーマンの父と専業主婦の母に育てられたとは思えないほど、娘の私は、就職して自分で稼いだお金を自分で使えるようになってからというもの、勝手気まま。
子供の頃の金銭的に余裕のない暮らしがそうさせてしまったのではないかと母は笑うけれど、働き始めて以来、経済的に余裕があることなどまったくなく、常に給料日やボーナス支給日を心待ち。
すべて自業自得で、お金が溜まると、家族の海外旅行や自分がやりたいことに惜しみなく使ってしまう。
つい先日も、今更勉強してどうする?と疑問に思って熟慮することもなく、オンラインの英語教材を購入してしまった。
高価な服とか靴とかバッグのような贅沢品にはもはやまったく興味がないけれど、自分と家族が人生を楽しむためなら投資は惜しまない。
「イギリス人の多くは40代にさしかかる頃から人生の楽しみを追求し、“Money is not for saving, Money is for use.”──金は貯めるものではなく、使うもの、と語る」のだという。
さらに言うと、「イギリス人が日本人と決定的に違うのが、仕事以外に自分の時間(趣味など)を持っていること」なのだそうだ。
趣味にはそれなりにお金もかかるし、子供もいない夫婦だからこそ言えることなのかもしれないけれど、激しく同意。
「定年後の生活にそなえて何千万もためるなんて考えられない。毎日、そこそこ楽しんだ方がいい」、という考え方。
夫のポールは頭もいいし、顔もいい(笑)。
それが私だったら、そのメリットを最大限に駆使してあの手この手で稼ごうとすると思うけれど、ポールにはそういう欲がまったくない。
妻としては、「向上心が無さすぎる」と嘆きたくなるところだけれど、ポールが実践しているのは、余計なことにお金を一切遣わず、「分に応じた、背伸びしない暮らし方をする」ということで、まったくストレスがないのだという。
このイギリス人の感覚は人生を豊かにするためにとっても有効な考え方だと思う。
ただひとつ、自分が思いのほか長生きしてしまった時こそが、恐怖以外のナニモノでもないことを除いては。
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