カタカナ単語の不思議

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日本で広く知られているカタカナの単語というのは本当に面白いと思う。

元々は外来語だから、いろんな国の言葉があるはずなのだけれど、外国語=英語と思い込んでしまうことも多いから、紛らわしい。

たとえば、スキー場でよく使う「ゲレンデ」。

これは元々ドイツ語だから、いくら「ゲレンデ」を英語っぽく発音してみても、英語圏の人には通じない。

英語なら「スロープ」。

「アンケート」は元々フランス語。

だから、英語圏の人に「アンケート」と言ってもまったく通じない。

これまで英語だと思っていたカタカナ単語が、実は英語圏ではまったく通じない、という数々の失敗を経てきた結果、自分の知らないカタカナ単語を話す人がいると必ず、「それって、英語?!」と確認する癖がついてしまい、よく人に嫌がられる。

最近聞いて嫌がられたのは、印刷用語の「ヒッキー」。

職場の人たちが、印刷物を見て、「ヒッキー発生」と問題視。

どうやら印刷工程で絵柄に発生するドーナツ状の白抜けやゴミ状の模様が付くことを言っているようなのだけれど、疑問に思った私は、思わず質問、「それって、英語?!」。

困った担当者は、英語かどうかわかんないけど、「ヒッキー」は「ヒッキー」、「宇多田ヒカル」じゃないよ、と答えにならない答え。

悪いこと聞いちゃったな、と思って自分で調べてみると、英語の”Hickey”、要はキスマークのこと。

ドーナツ状の印刷トラブルは、確かにキスマークみたい。

な~るほど!

逆のパターンもある。

ポールに薦められて見た、イギリスのテレビ・ドラマ。

タイトルは、「Pulling」。

意味は、「ナンパ」。

要は知らない女の子に、男の子が声をかける、あの「ナンパ」。

「ナンパ」ってカタカナ語だから、語源は何語?って思いがちだけど、これは、「硬派」、「軟派」の「ナンパ」。

腕力や男らしさを強調する「硬派」に対し、女性との交際やお洒落に気を使う若者が「軟派」と言われるようになり、女性に声をかけて誘う行為も、「軟派な態度をすること」と受け止められ、それが発展して「ナンパする」というカタカナ語になったのだそう。

外来語もあり、日本語もあり。

カタカナ語は外来語といいながら、ナンパみたいに、元々日本語が変異して出来たものもあれば、キスマークとかフライドポテトみたいな日本でしか通じない完全な和製英語もたくさんある。

母国語ながら、カタカナ単語は本当に不思議で面白い。

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