「学び」は楽し！

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先日、新年初の通訳レッスンを久しぶりに受けた。

通い初めて４年になるけれど、慣れたとはいえレッスン自体の厳しさは変わらず今だに毎回お腹が痛くなる。

上級クラスになってからは、「予習をすると、ただの成果発表になるだけで本当の実力がわからない」、という理由で予習不可。

常に本番モード。

仮で作られた同時通訳ブースに入って悪戦苦闘。

通訳者は複数のことを同時にできなければならないという理由で、訓練のために引き算や足し算をしながら通訳することもある。

そんなレッスンも４月からのスタートで、今年３月には終了になる。

もうラストスパートの時期だ。

新年初のレッスンを受けている時、つくづく思った。

みんなすご～く上手くなってる。

メキメキと腕を上げて、４月の頃と全然違う。

２月に「冬季アジア大会」でのデビューを控えている人も多いから尚更。

私はといえば・・・。

全然うまくなってる気がしない。

この日のパフォーマンス後、先生からのコメントは何もなかった。

これが一番つらい。

褒める時は徹底的に褒め、けなす時は徹底的にけなすのが先生のやり方だ。

そのどちらもない時、コメントにも値しないと言われているようで相当凹む。

だがしかし、レッスンを受けている時、特に仮設の同時通訳ブースに入っている時に、アドレナリンが出まくっているのが自分でもよくわかる。

同時通訳者になるのが夢！

きっと生涯叶わぬ夢だけど、今も持ち続けている夢。

だから、この刺激が私には必要なのだ。

数ヵ月前に仕事が変わってから、レッスンに通えないことも増えてしまった。

でも、絶対に辞めたくない。

仕事のこともプライベートのこともすべて忘れて、全神経を集中する大切な時間。

お腹を壊すくらいだから、実際は大きなストレスになっているはずなのに、同時にストレス発散にもなっている不思議な時間。

多分、生徒さんたちはみんな同じ気持ち。

そんな同志たちと一緒に学べることが何より貴重でありがたい。

そう思う。

人間、いくつになっても何かを「学ぶ」のは楽しい。

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