先日、夜遅くに帰宅すると、家の電気が全部消えていた。
あれっ?と思った。
夫のポールは以前はかなりの宵っ張りで、寝るのが午前1時とか2時が普通だったけれど、最近は早ければ22時くらいには寝るから、私が飲み会や仕事で帰宅が遅くなると先に寝ていることがよくある。
だけど、たとえ先に寝るとしても、リビングのオレンジ色のライト2つは私が帰宅した時のために、いつも必ず点いたままになっている。
だから、ポールが先に寝ているとしても、家が真っ暗ということは絶対にない。
おかしい、と思って慌ててリビングに行くと、バブーがいつものように大喜びでお迎え。
びっくりしたのはポール。
テレビもつけっぱなしでソファーで横になったまま。
カーテンも開いたまま。
まさか、心臓発作?!
一瞬、私の心臓が止まった。
何が起きているかわからないまま、そっとポールの顔に手を当てると、あったかい。
良かった~。
ただ居眠りしちゃっただけだったんだ。
どうしてこんなにびっくりしたかというと、ポールがソファーで居眠りをする、なんてことは、結婚して10年以上経つけれど、ほぼ皆無。
起きている時はいつもちゃんと目がぱっちり、起きている。
寝るときはベッド。
中途半端に「居眠り」、「うたた寝」をするということがない。
子供の頃から、テレビを見ながらすぐにウトウト、ソファーで居眠りしてしまうのが日常だった私は、結婚当初、ソファーで横になってテレビを見ていても絶対に居眠りすることがないポールに、こんな人がいるのかと心底驚いたものだ。
そのポールが居眠り・・・。
ありえない。
もともと心臓に問題を抱えているポールだからこそ、本当にドキッ。
どれだけ私がびっくりしたかをポールに伝えると、
「まだ大丈夫!」。
何事もなくて本当に良かった。
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