午前３時の電話

人気ブログランキングに参加中♪

つい先日の休みの日のこと。

朝、遅めの時間にポールとゆっくり朝食を食べている時に固定電話が鳴った。

最近、固定電話にかかってくるほとんどがセールスの電話なので、呼び出し音がなってもすぐには取らず、留守電にメッセージが入って、相手が誰かわかってから電話を取るようにしている。

食事中だったこともあり、その日もそうした。

留守電にメッセージが入ってびっくり。

セールスじゃない、ポール・ママだ！

テレビもついていたし、ポールもおしゃべりしていたから、すぐに電話を切ってしまった短いメッセージはよく聞き取れなかったけれど、間違いない。

時差を考えると、イギリスはその時間なら、午前３時。

80歳を過ぎたママが、そんな時間に電話をかけてくるなんて！

嫌な予感がした。

きっと、乳がんで闘病中の妹のペニーに何かあったんだ。

ポールも瞬間的に同じことを思った。

すぐに折り返し電話をするようにポールに言ったけれど、嫌なニュースに違いないと思ったポールは気を静めるためにまず一服。

私は今後のスケジュールを考えた。

最悪の事態を想定して、明日にでもイギリスに行かなければならないことになったら、行けるのか？

そして、ママに電話。

出たのは妹のペニー。

電話をしてきたのは、ママではなく、妹のペニー。

声も話し方もそっくり過ぎて私が聞き間違えただけ。

取り越し苦労で、心底「ほっ」。

お酒に酔ったペニーが、明け方まで眠れずに、ポールと話がしたくて電話をかけてきただけだった。

2人の会話。

ポール ： 「バブーの前足に腫瘍ができて、この前、手術して検査したんだ。結果は良性でほっとしたけどね」。

ペニー ： 「腫瘍ができるのは、やっぱり、ヒープ家の家系だからだね」。

ポール ： 「バブーは血がつながってないから、家系は関係ない」。

ペニー ： 「でも、ヒープ家の一員でしょ～」。

酔ってるからなのか、本気でそう思っているのかかなり微妙。

それはさておき、ペニーがポールと話したかったテーマは、「イギリスのEU離脱問題」。

ペニーは賛成派、ポールは反対派。

もともとお互いわかっていたことだけれど、改めて議論して、最後は喧嘩。

その日は、電話での会話以後、ず～っとペニーに腹を立てていたポール。

ほっとしたのもつかの間、午前３時の電話はやっぱり良くない、魔の電話。

読んでいただけたら、
↓
人気ブログランキングのクリックをポチッとしていただけると嬉しいです。

ついでに、わんこ好きの方は、
↓
にほんブログ村ウエスティのクリックもポチッと！

インスタグラムはコチラから。