ネットニュースで一気に広がった、アメリカ人シンガー、アリアナ・グランデちゃんの手のひらのタトゥーの話。
「最新シングル「7Rings(「7つの指輪」の意味)」がチャートで首位に立ったのを記念して、手のひらに新しく「七輪」の文字のタトゥーを入れ、ネットに公開」したところ、ファンやユーザーから、それは「七つの指輪」の意味ではなく、日本の「炭火のコンロ」、「バーベキュー・グリル」のことだと指摘が相次いだというもの。(↓画像はネットニュースから)
こ、これは・・・。
かわいそう・・・。
これが、「六輪」とか、「八輪」とかだったら問題にならなかったのに。
「7」は「七」で、「Rings」は「輪」だから、それぞれの漢字は間違ってないのに。
よりによって、その2文字が一緒になると、別の意味になって、それがバーベキュー・グリルとは。
喜んで写真を公開した彼女が、その事実を知った時の落胆を思うと可愛そう過ぎる。
だから直訳は怖い。
翻訳・通訳に興味があってずっと英語の勉強を続けている身としては笑えない話。
このブログにも時々ちょっと不思議なコメントが入る。
「面白い子犬!」、
「うわー、素晴らしいブログの構造!あなたはどれぐらいの長さですか。ブログのためにされている?あなたはブログの一見を簡単にしました。あなたのウェブサイトの外観は、コンテンツの内容はもちろん、優れています!」、
「この記事は、日本の文化に関する詳細な情報を提供しています。 私はここからとても有益な情報を得る。」、
などなど。
一見して、ネイティブじゃないな、自動翻訳だな、なんかおかしなサイトかも、という印象を持ち、警戒心からコメントを承認できないでいる。
だがしかし、もしかしたら、日本語を勉強している人が、一生懸命苦労して書いてくれたのかもしれない。
きっと私の英語もこんなたどたどしい感じで、英語のブログに自分の英語のコメントを入れたら、変な人からコメントが来たと思われて承認されないかも?と思ったりもする。
何が言いたいかというと、
言語には、非「ネイティブ」がどんなに勉強しても到達するのは難しい究極の領域があり、たとえ単語や文法が正しくても「ネイティブ」にはその違いがすぐに分かるということ。
だから、ブログのコメントはともかく、大勢の人の目に触れるものを翻訳する時は、たとえ簡単なものでも最後に必ずネイティブ・チェックを受けた方がいい、ということ。
教訓。
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コメント
いつもいろんな情報を発信してくださって、興味深く拝見してます。
七輪。
あちゃー、ですね。
これ、中国でも同義なのかしら。
日本では魚やお肉を焼く道具。でも中国では7つ集めて天竺に辿り着くと願いが叶うブレスレット、…とはいかないか…。
でも、シチリン。
響きは可愛いですよね。
>yukiさん
いつも見ていただいて、本当にありがとうございます♪
七輪・・・、あちゃーですよね。
日本では炭火グリルだけれど、中国語ではアリアナちゃんの目指した意味だったら良かったんですけど、そうではなかったみたいです。
間違っちゃった~♪って、開き直ったも良かったのに、アリアナちゃん、その後、また違う文字を彫ってもらって可愛く誤魔化したみたいです。
大勢の人の目に触れるものを翻訳する時は、たとえ簡単なものでも最後に必ずネイティブ・チェックを受けた方がいい←この怖さを思い知り、自分の翻訳でディスられました!
2年前くらい前から、調子に乗って English Heritage チャンネル:The Victorian Wayで、一度だけふざけた翻訳をいれたら、審査でそのまま通ってしまい、その後、他のボランティアの方が修正されたことがあります。
そして去年だったか、YouTubeから直にメールがあり、Youtube自体の翻訳ボランティアサービスは、「翻訳の質の問題」で終了すると連絡がありました。審査に通った翻訳はそのままの残します、、と。字幕翻訳を一部取り下げるよう送信したのですが、そのまま残り、自動翻訳機能では表示されず、正解がわからなくなりました。AIに勝って、視聴者に負けた?
ディスられたことで、打たれ強くもなりました。そのコメントに言い訳と反論をしようと思いましたが、クレジットをつけなかったため、自分が翻訳したという証拠が残らずムダなことはやめようと、、思い至りました。。
日本人の英語が上達しない理由は、ディスるだけでなぜその表現が不適切なのか、自分ならこう訳すなど意見を言わない、討論しないからだと思いました。
今頃、過去のブログのコメント失礼しました。YouTubeと他のサービスしか自宅のPC繋がらないのを放置していため、復旧し怒涛のように、えりぽんさんのブログを読んでます。
なるほど~、そんなご経験をされているんですね。
YouTubeの翻訳の審査があるなんて知りませんでした。
この分野はAIがどんどん進化していくのでしょうけれど、完成度の高いものにしようと思ったら、最終的には人間のチェックが必要なのかもしれません。
先日いただいたコメントにもありましたが、この分野、意外とこれから仕事になるかも。
通訳の勉強でも、よくYouTubeを利用しますが、確かに時々、信じられないような翻訳が出て驚くことがあります。
あれも審査を通ったのか・・・。
ディスるだけなのは良くないですね。こう変えたらいいですよ・・・と親切に教えてくれたら感謝するのに。
怒涛のように読んでいただきありがとうございます!!
過去のブログのコメント、大歓迎です♪
おかげで、「七輪」のTatooの話を思い出しました。あれは本当にかわいそうでした。